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鹿児島県出水市の養鶏場で死んだニワトリから毒性の強い高病原性が疑われる鳥インフルエンザウイルスが確認された。養鶏場での感染確認は今シーズン九州で初めてで、熊本県は11月20日に対策会議を開き、県内で発生した場合の対応を確認した。 【画像】熊本県は半径10キロ圏内には入っていないという

出水市の養鶏場でニワトリ12万羽殺処分

鹿児島県によると、出水市の養鶏場で11月19日に複数のニワトリが死んでいるのが確認され、遺伝子検査の結果、高病原性が疑われるH5亜型の鳥インフルエンザウイルスが確認されたということだ。 この養鶏場では、20日朝から飼育されていたニワトリ約12万羽の殺処分を開始している。 感染確認を受けて熊本県では11月20日に対策会議を開いた。会議では、出水市の事例が今シーズン8道県で10例目と、例年より早いペースである現状と、県内で発生した場合の対応などについて情報を共有した。

木村知事「市場に出回る鶏肉や卵は安全」

熊本県は搬出制限などが行われる現場から半径10キロの区域には含まれないものの、防疫態勢をレベル『1』から『2』に引き上げ、県内の192カ所の養鶏農家に対して、21日に消毒命令を出すことにしている。 熊本県によると、県内全ての養鶏場で現時点、異常がないことを確認したということだ。 また、木村知事は養鶏農家に対して「一層の消毒を徹底し万全を期してほしい」と注意を呼び掛け、県民に対しては「市場に出回る鶏肉や卵は安全なので、安心して食べてほしい」としている。 （テレビ熊本）