ドラゴンズの新旧・選手会長4人が語った来季への決意とマルティネス攻略法
シーズンオフに入り、中日ドラゴンズの選手たちも自己練習の合間に、各地のイベントなどに参加している。そんな中、現役のユニホームを着ている新旧の選手会長4人が揃う、豪華なトークショーが名古屋市内で開かれた。 【画像】2024シーズンの中日ドラゴンズを画像で振り返る!【ギャラリーはこちら】
チームのリーダーが集結
クリスマスを目前にして、日赤愛知医療センター名古屋第二病院(八事日赤病院)にやって来たのは、大島洋平、大野雄大、柳裕也、藤嶋健人、そして岡林勇希という5人のドラゴンズ選手たち。毎年、入院中の子どもたちを励ますための訪問を続けている。小児病棟の激励後に、病院内のホールで行われたトークショーは、大島、大野、柳、藤嶋という新旧4人の選手会長が並ぶという、ファン垂涎の舞台となった。
大島「安打を積み上げる」
まずは、毎年の慰問のまとめ役でもある大島洋平選手。谷繫元信監督時代の2014年(平成26年)から2年間、選手会長を務めた。ここまで2044安打を積み重ねてきた大島選手は、あと1本で並ぶ先輩・荒木雅博さんの安打数に触れて、荒木さん本人から「早く抜け」と言われていると笑った。その先の視界にあるのは、大学と社会人を出てプロ入りした選手の最多安打数、宮本慎也さんの2133本である。朝起きてのルーティンは「まずトレーニング」と明かし、39歳で迎える来季の活躍を誓った。
大野「井上監督の激怒」
大野雄大投手は、大島選手の後、2016年からの選手会長だった。肘の手術の影響もあって、不本意だった今シーズンをふり返った。ウエスタン・リーグの試合で打たれた時に、当時は2軍を率いていた井上一樹監督から、若い選手たちを前にして「お前の投球は、語る価値もないほどだ」と猛烈に叱られたエピソードを披露した。井上監督の厳しい一面を紹介すると共に、「来年はいいオフを過ごせるように頑張る」と笑顔を見せた。
柳「来季は優勝あるのみ」
今季まで2年間、選手会長を務めた柳裕也投手も、初の開幕投手に選ばれながらも苦しいシーズンを送った。「開幕投手、あそこがピークでした」と自嘲気味に分析。若手の中にただひとり加わって参加し、練習を続けた秋の沖縄キャンプでは、休日前に後輩たちと夕食に出た帰り道、キャンプ地・北谷町の路上ラッパーに、ラップで対抗した勇ましい(?)思い出を語った。「来季は優勝あるのみ」という決意がファンには嬉しい。是非、勝利のマウンドでリズムを刻んでほしい。