阪神・村上 原点の地から再スタート 青柳合同トレ3年目「この1年が本当に大事な1年になる」
阪神の村上頌樹投手(26)が7日、原点の地からの再スタートを誓った。甲子園球場に隣接する室内練習場で体を動かした後、8日から始まる合同自主トレに向けて静岡・沼津市に車で移動。「この1年が本当に大事な1年になる」と、3年連続でローテーションを守る覚悟を語った。 米大リーグ移籍を目指し、ポスティングシステムを申請した青柳を慕い、23年1月から願い出た合同トレは今年で3年目になる。同年10勝6敗で最優秀選手(MVP)、新人王を同時受賞。昨年は7勝11敗と負けが先行したものの、主にカード頭に登板し2年連続で規定投球回をクリアした。 「本当に(活躍の)きっかけですから。あそこで練習したから良くなったので、続く限りは行きたいと思っています」 3年活躍して一人前だ-と言われる世界。真価が問われるプロ5年目に「本当に(大事な)3年目だと思う。偉大な人たちはここを乗り越えている」と背筋を伸ばす。1カ月のノースロー期間を経て、キャッチボールでは「いい感じ」と好感触を得た。ホップ、ステップの2年を経て、“3年目”の大ジャンプを狙う。