セリエAで数々のタイトルを手にしたインザーギ監督が、プレミアへの興味を語る 「将来については確信が持てない」と発言
ラツィオを指揮していた頃からオファーがあった
インテルのシモーネ・インザーギ監督が自身の監督キャリアについて言及し、話題となっている。 インザーギ監督が指導者としての道を歩み始めたのは、2010年に現役を引退してすぐのこと。その後ラツィオユースのコーチや監督を務め、15-16シーズンの終盤に初めてトップチームの指揮官に就任した。18-19シーズンにはそのラツィオでコッパ・イタリアを制し、2017年、2019年と2度、スーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを手にしている。 インテルでの監督歴は21-22シーズンからスタート。就任からコッパ・イタリアを2連覇し、3年目の昨シーズンには悲願のスクデットも獲得。また2021年、2022年、2023年の3大会連続でスーペルコッパ・イタリアーナを制覇し、数々のタイトルを手中に収めてきた。 そんなインザーギ監督が自身のキャリアについて語ったのは、CLのアーセナル戦前の記者会見でのこと。今季2度目のプレミアリーグのクラブとの対戦になり、記者からプレミアリーグへの興味の有無を聞かれると、興味深い回答をしたのだ。 「プレミアはとても面白いサッカーだし、どの監督も好きなんだ。ここ数年、またラツィオにいた時でさえ、プレミアリーグのクラブからのオファーがあったことは否定しないが、私はラツィオで幸せだったし、インテルでも幸せだ。私はイングランドのサッカーが好きだし、興味をそそられる。でも、私はヨーロッパでも最高のチームの一つに所属していて、ここで幸せだ。でも、将来については誰も確信が持てない」 この言葉から推察するに、自身の状況やタイミング次第では、プレミアリーグのクラブを指揮することもあり得るようだ。ただインテルに必要とされる限りは責任を全うしたいという気持ちも垣間見えた。ちなみにアーセナル戦は1-0でインテルが勝利している。これで、ますますイングランドから熱い視線が集まってくることだろう。 インザーギ監督とインテルとの契約はまだ2026年6月まで残っているが、今後、彼がどのような監督キャリアを歩むのか注目だ。
構成/ザ・ワールド編集部
【関連記事】
- 2度目のアンチェロッティ体制は今季で終わり? レアル・マドリードが来夏ヴィルツ、シャビ・アロンソのW獲りへ
- 田中碧が所属するリーズはこのままプレミアに昇格できる? OBも現実的な目標と評価「自動昇格できるだけの実力がある」
- ハフィーニャはウスマン・デンベレよりも上の選手? 今季バルサで証明する実力「ハフィーニャの方がずっと完成された選手だと思っていた」
- イラオラ・ボーンマスがアーセナルに続いてペップ・シティも撃破 シティはプレミア今季初黒星で2位後退。ハーランドはまたもゴール奪えず
- 冨安不在のアーセナルがアウェイで撃沈。枠内シュートはわずか1本 ニューカッスルは第4節以来の勝利。ゴードンのピンポイントクロスに合わせた″巨人″イサクのゴールが決勝点