韓国政府、「佐渡金山別途追悼式」を朝鮮人寮跡で開催
日本が主催する佐渡金山追悼式に参加しなかった韓国政府が25日、佐渡島で別途の追悼行事を行った。 聯合ニュースによると、韓国政府はこの日午前、新潟県佐渡島佐渡金山近隣の朝鮮人寮だった「第四相愛寮」跡で朝鮮人労働者を追悼する行事を開催した。佐渡金山は、日本による植民地時代に朝鮮人が強制労働をさせられた場所だ。 同日の追悼式には、韓国の遺族9人と朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日韓国大使が出席した。行事では強制労役した朝鮮人を追悼する追悼辞の朗読と黙祷・献花などが行われた。 韓国の遺族と政府代表は前日(24日)、日本主催で佐渡島の相川開発総合センターで開催された佐渡鉱山追悼式に当初参加する予定だったが、行事前日の23日、不参加を日本に通知した。 追悼式の日本中央政府代表を務める外務省の生稲晃子外務大臣政務官の靖国神社参拝履歴問題と追悼の辞の内容などが「朝鮮人労働者哀悼」という行事の趣旨に合わないと判断したためとみられる。 これを受け、日本が7月に佐渡金山をユネスコ世界文化遺産に登録する際、韓国政府の了解を得るという旨で毎年現地で開くことを約束した追悼式は中途半端な行事に転落した。