今日3日 東海～四国は大雨のおそれ 4日にかけて能登半島も大雨に注意・警戒
今日3日(木)は、秋雨前線が西日本から北日本にのびて、前線上の低気圧が近畿地方から日本海に進む見込みです。前線や低気圧に向かって湿った空気が流れ込み、全国的に雨が降るでしょう。東海から四国では大雨となるおそれがあります。明日4日(金)にかけては、能登半島でも雨が強まる見込みです。
午前中は紀伊半島で非常に激しい雨
今日3日(木)の朝は、前線上の低気圧に近い紀伊半島を中心に発達した雨雲がかかりました。三重県紀北町では、午前10時46分までの1時間に68.5mmの非常に激しい雨を観測。同じく三重県松阪市飯南で43.5mm、和歌山県白浜町安居では1時間に40.5mmの激しい雨が降りました。
午後から四国～近畿～東海で雨雲発達
このあと前線は徐々に北上して、前線上の低気圧は近畿地方から日本海へと進む見込みです。今日3日(木)から4日(金)は全国的に雨となるでしょう。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、四国から近畿、東海で雨雲が発達しやすく、雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨の降る所があるで見込みです。発達した雨雲が長くかかった場合、警報級の大雨となるおそれがあります。 また、4日は、前線を伴った低気圧が北海道付近を通過するため、北海道でも激しい雨の降る所がある見込みです。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意してください。
能登 今日夕方から雨脚強まる
低気圧が4日(金)にかけて北陸付近を通って北日本へ進むため、今日3日の夕方から4日(金)は、北陸でも雨が強まる見込みです。能登半島地震の影響で地盤の緩んでいる所があるため、能登の被災地域では、少ない雨量でも土砂災害の危険度た高まるおそれがあります。能登では、明日4日の明け方から夕方にかけて土砂災害に注意・警戒が必要です。
日本気象協会 関西支社 堂本 幸代
