UAEでユダヤ教指導者殺害、3人逮捕
【AFP=時事】アラブ首長国連邦(UAE)は24日、イスラエルとモルドバの二重国籍を持つラビ(ユダヤ教指導者)の殺害に関与したとして、3人を逮捕したと発表した。事件を受けイスラエルは、反ユダヤ主義的な攻撃だと非難した。 【写イスラム教聖地でのシナゴーグ建立を主張するイスラエルのベングビール国家治安相 UAE内務省は国営首長国通信(WAM)を通じて声明を出し、ツビ・コーガンさん(28)の殺害に関与した実行犯3人を逮捕したと述べた。 コーガンさんは「入国時の身分証明書によるとモルドバ国籍を有し、UAEに居住していた」という。 イスラエル首相府と外務省は、コーガンさんの遺体がUAEの治安部隊に発見されたと先に発表していた。 コーガンさんは世界中で布教活動を行うユダヤ教超正統派の団体代表としてUAEに住み、活動していた。団体は、コーガンさんは「21日に拉致され、その後テロリストに殺害された」としている。 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、閣議の冒頭でコーガンさん殺害事件について「忌まわしい反ユダヤ主義のテロ攻撃だ」と非難。政府は国民に対し、UAEへの不要な渡航を避けるよう勧告した。【翻訳編集】 AFPBB News