高校サッカー選手権 県大会は5日、準々決勝が行われ、ベスト4が出揃いました。鹿児島 対 鳳凰は延長戦にもつれ込む激闘となりました。 　九州の強豪が集まるプリンスリーグ九州2部に参戦する鹿児島と、県高校総体で初めて3位に輝いた鳳凰。実力校同士が準決勝進出をかけて激突しました。鳳凰は前半18分、8番・南畝が華麗な足技からシュートを放ちますが、枠を外れます。鹿児島は38分、14番・梁瀬がうまくシュートに持ち込みますが、決めきれず、0対0で折り返します。試合が動いたのは後半34分でした。8番・南畝のアシストで、11番・和志武が均衡を破ります。しかし、鹿児島は終了間際、5番・大窪がうまく落として27番・川口！途中出場の1年生がチームを救います。同点で、試合は延長戦に突入します。そして延長後半6分でした。鹿児島の10番・新留が値千金の逆転ゴール！鹿児島が2対1で鳳凰を破り準決勝進出を決めました。 （鹿児島　大窪凪主将） 「最後までみんなであきらめないぞという気持ちで頑張れたのが勝ちに繋がった。ずっと神村、城西と言われているのでチーム全員で頑張っていきたい」 （鳳凰　志田玄太主将） 「苦しい試合だったけど。自分たちの3年間を出し切れた試合だった。（後輩には）来年この舞台に帰ってきて勝ってほしい」 　第2試合では、名門・鹿児島実業と新人戦、県高校総体でベスト4の樟南が顔合わせ。樟南は開始3分、コーナーキックからキャプテン・新村がヘディングシュートを叩き込み、先制します。一方、鹿実は9番・小城がシュートを打ちますが、樟南の守護神・田上が気迫のセービングでゴールを守ります。それでも鹿実は前半35分、2番・井之上のクロスに…梅木！こちらもキャプテンのゴールで同点に追いつきます。さらに鹿実は前半終了間際、8番・副島、14番・肝付と繋いで最後は9番・小城！前半のうちに逆転します。後半さらにセットプレーから3点を加えた鹿児島実業。5対1で圧勝し、ベスト4進出です。 （樟南　新村司主将） 「とにかく悔しい思い。（後輩には）自分たちが果たせなかったベスト4を3つの大会で獲ることを目標にして頑張ってもらいたい」 （鹿児島実業　梅木駿介主将） 「早い時間帯で失点したからこそ、落ちついて試合を進められた。ここが勝つだろうと予想されているチームが負けたら日本中が揺らぐと思うので、自分たちもジャイアントキリングを起こしたい」 　準々決勝の結果です。高校年代最高峰のプレミアリーグに参戦する鹿児島城西と神村学園が準決勝に駒を進めました。準決勝は11月16日、KYTアプリなどでライブ配信します。また、17日の決勝は元日本代表・城 彰二さんを解説に迎え、実況生中継します。