ひろゆき「究極、食べていければ働かなくてもいい」…若者に伝えたい「10年後に成功する人がやっていること」
究極、食べていければ働かなくてもいいーー。わたしたちの人生観を覆すような考えをもとにしているのが、実業家のひろゆき(西村博之)さんです。人気企業に就職する、会社のために働く…のでは、安泰な生活を得られるとは言えない時代。新刊『僕が若い人たちに伝えたい 2035年最強の働き方』(Gakken)でひろゆきさんは、これから働く人、現状の働き方に迷っている人へ、10年後に幸せでいるための「自分最優先」な生き方を提案しています。居住地・フランスからオンラインでインタビューに答えていただきました。 【写真】ひろゆきが一刀両断!日本の会社の給料がいつまでも安いままなワケ
「就職人気企業ランキング」は役に立たない
まず多くの学生さんが就活の際に参考にしているのが「就職人気企業ランキング」ですが、僕はすごく情報として「粗い」と思うんですよね。ランキングでは、給料が高い仕事や、知名度が高くてイメージのいい企業が上位に入るわけです。たとえば銀行とか。 でもその銀行業務は、AIに取って代わられるみたいなことがずっと言われているわけじゃないですか。逆に言えば、一部の専門的な業務だけが残って、あとはAIで代用できる仕事だったと。 人気ランキングに載る=安泰だと思われている業界も、働き始めているうちに技術革新などで構造が変化して、いつの間にか立場が全然違っているかもしれないんです。 実際、アメリカでは銀行の窓口の人とマクドナルドの店員の給料が同じ、なんて例もあります。大企業に勤めることを否定するわけではありませんが、これからの時代、仕事を探すときに従来の常識はあまり役に立たないと思った方がいいですね。 また、日本では「まじめ」であることがすごく重要視されます。僕はそれが変だなと。だって、その意味の解釈がすごく曖昧なんですよ。上司に言われたことをひたすらこなすのが偉い、集団のために個を犠牲にするのが正しいみたいな風潮があります。サービス残業はその典型です。 でも利益にならないことで会社に尽くしたところで、経営が傾いたとき会社はあなたを守ってくれません。じゃあまじめ=正しいっていう等式もおかしいですよね。それよりも個人が利益をあげるために工夫することのほうが、よっぽど「まじめ」だと思います。 会社は自分を守ってくれるものではなく、利用するものだというくらいに考えを切り替えた方がいいんじゃないでしょうか。