「時間無制限バーリトゥード」ルールに臨む渡慶次幸平が「1日でも2日でも3日でも戦う」目指すは猪木vsマサ斎藤の巌流島越え【ROMAN】
会見を欠席したチョープはROMANを通じて「ROMANルール(時間無制限バーリトゥード)は僕がまだ戦ったことのない唯一のルールでとても楽しみ。これは桜庭和志とホイス・グレイシーが戦った昔のPRIDEを思い出させる。対戦相手の渡慶次選手はベアナックルやラウェイでの経験が豊富。私も同じく経験者なので、とてもエキサイティングな試合になると思う。日本で試合をすることが大好きで、子どものころからの夢は日本で試合をしてキャリアを積むことだった。今回、日本で試合ができることは喜ばしく、夢がかなう。ラウェイでは渡慶次選手と当たる前に負けてしまい戦えなかったので、今回は渡慶次選手と戦えることを楽しみにしている」とのコメントを寄せた。 会見後の取材に渡慶次は試合について「多分、打撃でもグラップリングでも最後はタップアウトだと思う。失神はしないと思う。チョークで落ちることはあるかもしれない。落ちるかタップアウト。僕の中ではレフェリーもいらない。金網に入って、勝ったほうが出てくるというような、漫画みたいなルールを2024年にお金をもらってできる。めっちゃいいですよね(笑)」と語った。 ルールについては「どっちもやったことがない、ちょっとルールがあるケンカ。お互いに恨みっこなしの大ゲンカ。目突きとかみつきと髪の毛の引っ張り合い以外は何でもある。このルールでプロ格闘家同士が戦うとどうなるのかをみんな見たいと思うが、それを見せます」、チョープについては「相手はMMAスキルは僕より上。僕が彼に勝っているのは素手で殴った回数と、失神するまでやめないところ。だからレフェリーに止められたくはない」と警戒も「死ぬかもしれないという相手だが、そういう時は僕は強いので生き残ると思う」と勝利への自信を見せた。
大会は無観客で行われるのだが「巌流島は観客がいなかった。お客さんがいないほうが実力を出せると分かった。“打ち合わなきゃ、盛り上げなきゃ”というのがない、ただ勝つことを考えている時のほうが。お客さんがいてもいなくてもそれができる選手が実績を残していて負けない選手。那須川天心選手や井上尚弥選手。そういう選手はお客さんがいようがいまいが関係なく勝ちを最優先事項にできる。僕はいいのをもらったらいいのを返したいし、もらってみたいし、お客さんを沸かせたいというのがある。そういうことがない状況で戦ってみて、いつも通りにできた。今回もいけるはず」と勝ちに徹した試合をするつもり。 時間無制限については「もしかしたらファーストコンタクトですごい打撃が当たって終わるかもしれない」とは言いつつも「アントニオ猪木vsマサ斎藤戦はまだ語り継がれている。10年後、いや20年後、30年後に“渡慶次幸平がバカみたいなルールで戦ったぞ”と言われるチャンス。1日でも2日でも3日でも戦う」と超長期決着も視野に入れ「トイレとかどうするんすかね。1時間ならいいですよ。3時間とか4時間になったらどうするんだろう。失禁はギブアップじゃないってことにしてもらわないと(笑)」と心配する場面もあった。
【関連記事】
- 「時間無制限バーリトゥード」ルールに臨む渡慶次幸平が「1日でも2日でも3日でも戦う」 目指すは猪木vsマサ斎藤の巌流島越え【ROMAN】
- 新格闘技団体「ROMAN」の時間無制限バーリトゥードルールの基準は「医学的に認められない攻撃を排除」。新柔術ルールではヒールフックなどを解禁
- 志朗がドーピング問題について言及。「スポーツとして認められる第一歩」「やった者勝ちはスポーツとしても人としても許されない」【RISE】
- 志朗が今週末にも「ボクサーズナックル」の右拳を手術へ。12月のビッグマッチは欠場の可能性【RISE】
- フェザー級世界トーナメントのメンバー発表。原口健飛とペットパノムルンが揃って「トリンダーデと1回戦」 白鳥大珠は日本人同士の決勝を希望【RISE】