東電が「安全改革プラン」進捗を報告(全文3)少しずつ良くなってると信じたいが
福島第二のヒューマンエラーは下落傾向
牧野:ヒューマンエラーのやつ。この前の資料で。はい、ありがとう。そうですね、そうですね。すいません、先ほどご質問いただきましたヒューマンエラーのところでございます。ヒューマンエラーの比率は上がっているということを申し上げましたけど、例えば福島第二で言いますと、ヒューマンエラーによるG1、G2の不適合数っていうのは2018、2017、2016の数字で、手前から申し上げますと2、5、8です。ですので例えば福島第二であれば下がり傾向であるということは事実かもしれませんし。 おしどり:不適合、割合ではなくヒューマンエラー不適合の件数です。 牧野:件数です。件数で申し上げました、今。 おしどり:割合と今。 牧野:いいえ。それは下がっていますが、今件数は2件、5件、8件というふうに数字になってございますよと申し上げました。 おしどり:はい。 牧野:今、福島第二ですよ。柏崎の数字をこれから申し上げましょうか。柏崎は手前から、2018年、2017年、2016年、手前から申し上げますと、27件、18件、17件と。ですので、2016、2017は17件、18件って安定していましたけれども、2018年は少し増えているというのは現実だと思います。 1Fは同じように手前から申し上げますと、あくまでもG1、G2の不適合の中のヒューマンエラーですよ。2018年から、手前からいきますと36件、50件、46件ですね。
不適合件数全てに関して説明を
おしどり:ありがとうございます。G1、G2の中のヒューマンエラー不適合ではなく、全てのヒューマンエラー不適合件数は1F、今すぐ手元にあるのは1Fですけど、2016年度から言うと99件、106件、124件です。G1、G2の不適合件数ではなく、全てのヒューマンエラー不適合件数を御社が規制庁に、保安検査による指標についてという中で、特化してヒューマンエラー判定の不適合件数をご報告されておられます。 先ほど朝日の方からのご質問の中にも、監査室と監査部門のことに関してご説明されておられましたが、1F 3号機のSFPの取り出しなど、ヒューマンエラーによる不適合がかなりの数あり、そのことに関して規制庁からもたびたび指摘があったと思いますが、ヒューマンエラー不適合が全ての、G3まで含めたものに関しては増えておりますので、会見の中でもG1、G2の中の件数のみを答えるのではなく御社が規制庁に報告された不適合件数全てに関してをご説明ください。要望です。 牧野:要望でよろしいですね。ただ私が記憶にあったものというのはわれわれがKPIに基づいて議論をしていて、対策を打っているという資料に基づいて、これは実際に6月3日にわれわれの中で、いわゆる原子力安全のKPIの評価をしていた分析結果としての数字として記憶にあったものでございますので、そこから申し上げさせていただいたものです。G1、G2、G3の数字を常に全て、申し訳ありませんが頭に入ってなかったので、ちょっと曖昧な回答になってしまったことは申し訳ございません。 おしどり:ありがとうございます。朝日の方のご回答の中できちんとガバナンスができているとおっしゃっておられましたが、1F 3号のSFPの段階では監査部門や監査室からたびたび不適合件数が増えているという指摘があったにもかかわらずそれを反映していなかったと、御社自身が反省項目として挙げておられましたので、ヒューマンエラーの不適合件数、G3も含めたものを把握して、そして、安全改革プランですのできちんとそれを反映して、反映した数字をKPIなどでもお示しいただきたいと思います。すいません、これも要望です。 司会:それでは以上で。