テニス上地が決勝進出 小田組も、競泳は銅2個
パリ・パラリンピック第8日(4日)車いすテニス準決勝で、女子シングルスの上地結衣(三井住友銀行)はオランダ選手、男子ダブルスの小田凱人(東海理化)三木拓也(トヨタ自動車)組はスペインのペアに勝って決勝に進み、ともに銀メダル以上が決まった。 競泳女子は100メートル自由形(視覚障害S12)の辻内彩野と、200メートル個人メドレー(知的障害)で18歳の木下あいら(ともに三菱商事)が3位に入った。男子200メートル個人メドレー(知的障害)の山口尚秀(四国ガス)は8位だった。 ゴールボール男子の日本は準決勝で中国に快勝し、銀メダル以上が確定。ボッチャでチーム(脳性まひ)の日本はインドネシアとの準決勝に敗れ、3位決定戦に回った。 陸上男子走り幅跳び(義足・機能障害T64)はマルクス・レーム(ドイツ)が8メートル13で4連覇を果たした。(共同) 上地結衣の話 終盤は自分のギア、集中力が上がった。最後まで諦めずに頑張れた。勝てて良かった。とてもうれしい。決勝は、自信を持って最後まで戦い抜きたい。
小田凱人の話 1セット目は落としたが、かなりいい感覚はあった。第2セットは動きがすごく良く、その流れでマッチタイブレークに入れて良かった。とても楽しめた。 三木拓也の話 泥くさく勝ちにくる強敵だということは分かっていた。会場と選手、全員で一体感をつくれた。その中でプレーができて、すごく幸せだった。最近の試合は冷静に徹して、終わっちゃう感じだった。感情的になる試合はなかったが、ここで出し切らなかったら一生後悔すると思った。最高。(小田とプレーして)本当に成長させてもらっている。2人でトップに立ちたい。 辻内彩野の話 (予選が)2番だったので、3位というのはちょっと悔しいところはあるが(表彰台に)食い込むことができてうれしい気持ちの方が勝っている。 木下あいらの話 すごくうれしい。いい調子ではなかったけど、全力で泳げた。最後の自由形はがむしゃらにいった。メダルは重みがあって頑張ってきて良かったと思えた。