【ボクシング】那須川天心、武居由樹とは「絶対にやると思う」モロニー戦は「僕に勝って欲しい人もいれば、負けて欲しい人もいると思うので、そういう人たちとも勝負」
2025年2月24日(月)東京・有明アリーナ『Prime Video Boxing 11』の記者会見が、12月27日(金)都内にて行われた。 【写真】世界王者の中谷潤人、堤聖也らと並ぶ那須川天心 WBOアジアパシフィックバンタム級王者・那須川天心(帝拳ジム)vs.前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)のバンタム級3分10Rが決定。 10月にジェルウィン・アシロに10R判定勝ちして以来の試合となる那須川。その後はどんなテーマを持って練習に励んだかを聞かれると「前回タイトルを獲ったけれども、そこは特に意識してないです。前回できなかったこと、まだまだ課題がたくさん見つかったのでそこの修復だったり、一個一個のパンチやステップ、パーツの部分はだいぶ成長できていると思っています。それをつなげたり距離の修正を考えて毎日稽古している感じです」とする。 モロニー対策については「特にはやってないです。キックボクシング時代からそうなんですが、この相手だからこうやろうではなく自分を高めて。こう来るだろうと想像でしかやっていないので」と、自分のスキルを高めることに集中してやっているとした。 続けて「自分よりキャリアが何倍もあるけれど、この試合で僕が世界に通用するかしないか分かる試合になると思います。僕に勝って欲しいという人もいれば、負けて欲しいという人もいると思うので、そういう人たちとも勝負していきたいと思います」とアンチとの勝負でもあるという。 対戦が熱望されているWBO世界バンタム級王者・武居由樹とも戦っていることから、武居以上の勝ち方(武居は12R判定勝ち)を目指すかと聞かれると「超えるっていうのはあまりないですけれどね。でも客観的に見て比べられると思いますし、そこの物差しで測るのがファンはワーワーギャーギャー言ってるのが楽しいと思うので、そこに対しての勝負でもあるかな。超えるというよりかは自分の実力を全部出して圧倒的な戦いをしたいと思います」と、圧倒的に勝ちたいとした。 圧倒=KOかとの問いには「もちろんKOしたいです。流れでチャンスがあれば狙える準備はしているのでもちろんKOを狙いにいきたいと思っています」と答える。 武居が右肩関節唇損傷で2度目の防衛戦が延期となったことで、2025年の挑戦ロードに影響はあるかとの質問には「特に変わることはないと思いますけれどね。僕がどこのベルトに挑戦するかもまだはっきりしていないので。今回怪我をしてしまいましたけれど、いつか必ず運命でしたらやると思いますので、そこはゆっくりやっていこうかなと思っています。でも絶対にやると思いますよ」と、2人が戦うことは“運命”だとした。 会見では「革命の狼煙をあげる」との発言があり、その意味を問われると「自分の中の革命ですよね。来年はvs.世界になると思うので。今まではボクシングを始めたばかりでまだこんなもんでしょって見られ方をしていたと思うんですけれど、来年からは世界に挑戦してどういうベルトを獲るのかって見られ方に変わってきていると思うので。その中で自分自身の革命だったり、ボクシング界にいい影響と言いますか、自分が王者になって言えることもあるし、そういうところを狙っていくというか。そういうので革命の狼煙と言ったんですけれど、あまりそこは突っ込まなくていいですね。ニュアンスでやっていますから(笑)」と、ニュアンスだけで捉えてくれと笑った。
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