こんなのありなの? 看板ジャックに性的ポスターに「仕事放棄の記者クラブ」…”大炎上”都知事選の幕開けに都民1400万人が悲鳴
新聞は政策を一切分析せず
しかも、何か統一された基準があるわけでもなく、新聞社やテレビ局が独自に扱いを設定しているところにも疑問を感じる。 日頃から「政策論争を期待したい」などとマスコミは言っているので、念のため各紙の記事をチェックした。だが、読売新聞は3面記事で「第一声」に割いた内容の時間の分析、社会面で有識者の見方を掲載。朝日新聞は2面で小池氏と蓮舫氏の戦略、石丸氏や安野氏、清水氏、田母神氏の主張を並べる。 毎日新聞は2面記事で小池氏と蓮舫氏の主な政策に触れているのだが、それに対する分析があるわけではない。半分程度の文量で2人の候補と「政党との距離」が長々と書かれている。産経新聞は3面の「衰退する首都どう導く」と題した記事で少子化問題や首都直下地震対策の重要性を論じているが、こちらも「政党との距離」を大きく報じている。 東京新聞は2面に小池氏、石丸氏、安野氏、清水氏、田母神氏、蓮舫氏の「第一声」を詳しく掲載。社会面でも6人の動きを載せている。日経新聞の3面は小池氏と蓮舫氏の「政党との距離」を扱っているだけだ。
蓮舫も公平性を欠く発言…何のための記者クラブだ
こうした一連の記事は、何かと「知る権利」を掲げ、「なぜ質問に答えないのか」などと追及している記者たちによって書かれているのだろう。もちろん、17日間の選挙期間中には掲載される可能性はあるのだが、「公約発表が遅れてけしからん」「有権者が政策を見て判断できない」と言っているのであれば、政策の分析や実現可能性を早く読者に届ける必要があるのではないか。それでこそ、日頃から取材対象を追いかけるための「記者クラブ」を置く意味があるはずだ。 知事選の告示日前日にあたる6月19日には、日本記者クラブ主催の討論会が開かれた。だが、登壇したのは小池氏、石丸氏、田母神氏、蓮舫氏の4人だけ。他の候補者の参加は見られなかった。蓮舫氏が候補者同士の討論会を求めたのは良いのだが、「今日、ここで4人でやっている。1つのスタンダードができている」とも語った。率直にその点はどうなのかと思う。 もし「主要候補」側が誰を扱うのか指定してしまったら、それは公平性を欠き、恣意的に利用されかねないからだ。これからも討論会は予定されている。やはり「公平性」の担保は重視されるべきだろう。
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