日本製鉄の低CO2鋼材、建築鉄骨向けで国内初採用
日本製鉄は8日、岡谷鋼機が施主として建設する日鉄電磁岡谷加工のコイルセンター向け鉄骨資材に低CO2鋼材「NSカーボレックス・ニュートラル」が採用されたと発表した。建屋鉄骨の梁に使用されるH形鋼及び外法一定H形鋼「ハイパービーム」に適用される。鋼材重量は公表していないが、適用部位は建屋鉄骨全体量の7割を占める。建築鉄骨用途での採用は国内初。 「NSカーボレックス・ニュートラル」は製鉄所などでのプロセス改善・変革などによるCO2排出量削減効果を特定の鋼材に割り当てる「マスバランス方式」を適用した低CO2鋼材。今回、日鉄電磁と岡谷鋼機の合弁会社、日鉄電磁岡谷加工のコイルセンター向けに採用された。竣工は2024年下期の予定。