写真：篠塚大登（愛知工業大）/撮影：ラリーズ編集部

＜ITTF世界卓球選手権釜山大会2024　日程：2月16日～2月25日　場所：釜山（韓国）＞ 21日、世界卓球選手権釜山大会の男子団体決勝トーナメント2回戦が行われ、日本代表とオーストリア代表が対戦し、日本代表が3-0で勝利し準々決勝に駒を進めた。 この結果、男子日本代表は女子に続き、パリ五輪団体出場切符を手にし、シングルス2枠も獲得となった。 2番で登場した篠塚大登（愛知工業大）は45歳のロベルト・ガルドシュと対戦し3-1で勝利した。 試合後、篠塚が報道陣の質問に答えた。

篠塚大登　試合後インタビュー

＜パリ五輪を決められたが＞ まずは出られることが決定して本当に嬉しいですし、決定戦で自分も1点取ることができて、本当によかったです。 ＜今日の試合を振り返って＞ 結構いいところでラリーが何回も続くことがあったが、少し自分が下がりすぎてしまって点数を取れていなかったです。最後の1、2本はもう少し前でプレーすることを意識できて、それが実行できたので良かったです。 前でプレーすることは自分の課題でもあったので、あれができないと今後もっと上の選手には勝てないと思うので、あれが普通にできるようにしていきたいですね。癖で下がってしまうのがまだ直しきれてないなという風に感じました。 ＜最後に前でプレーできたのは何か切り替えられたのか＞ 前に出ないと勝てないと思ったので、強い気持ちを持って勝負に出たという感じです。 ＜4ゲーム目の9-9から打ったバックのカウンターはそういう強い気持ちから打てた1球なのか＞ その前のレシーブで短いストップをしようとして浮かしてしまっていて、もうどのサーブが来ても長くいって自分から攻めようっていう風に思っていたので、それができたので良かったですね。バックハンドはたまたまうまくいきましたね。 ＜初対戦の相手で、年代もだいぶ上の選手だったがどうだったか＞ 簡単にミスしてくれなかったので、大事なところで大きいラリーが取れなかったのは本当に苦しいなと思ってましたね。サービスも結構嫌な感じでした。 1ゲーム目は結構やりやすかったんですけど、2セット目からちょっと YGサービスと普通のサービスを分かりづらいように出してきて、そこから結構苦戦してしまいました。 ＜篠塚選手が勝ったおかげで（松島）輝空選手は2-0で回ってきて、素晴らしいプレーに繋がったんじゃないかって監督も言っていたが、自分の役割はすごく大きかったと思うか＞ 自分が負けてしまっていたらもうちょっと苦しくなっていたと思うので、苦しい中でも勝ち切れて本当によかったです。 ＜2番手の起用が続いているが＞ オリンピックではもっと緊張もするしプレッシャーもあると思うので、これを乗り越えていけないといけないと思って、自分でも覚悟を決めて頑張ってます。 ＜重圧はあるか＞ 日にちが経つにつれて、結構緊張感とかはなくなってきてますね。 ＜今大会の前にプレッシャーを乗り越えて成長につなげたいという風に話していたが、世界の舞台に立つ心境に変化はあるか＞ そうですね。やっぱりこれくらいのプレッシャーに負けていてはいけないと思うので、少しずつ乗り越えてこれてるかなと思います。 ＜試合の最後で勝利が決まった瞬間の気持ちは＞ 最後1本、ラッキーと思っちゃいましたね。自分のレシーブが結構高かったんで、ほっとした感じでしたね。 ＜戸上選手が戻ってきたときのベンチはどうか＞ 本当に心強いですね。やっぱ1人いるだけで全然違うなって感じました。