【奈良県 2024年版】 春の絶景・風物詩10選 山桜が奇峯を彩る圧巻の光景
寒さの中で力を蓄えた草木がパワフルに芽吹き、次々と花を咲かせて景色をカラフルに染め上げる春がやってきました。 【画像】奈良県 春の絶景・風物詩を一気見! 日本各地に、今しか見られない、かけがえのない美しい景色が広がっています。今回は奈良県が誇る、春の絶景・風物詩をピックアップ。自然が織りなす奇跡の景色に会いにいきませんか?
◆屏風岩公苑の山桜
曽爾村の奇峯・屏風岩の麓に広がる屏風岩公苑。 屏風岩はその名の如く屏風を立てたように屹立する断崖で、ノコギリの刃のように鋭くそびえる姿が特徴。標高940メートル、幅2キロメートル、長さ200メートルもあり、国の天然記念物に指定されている。 春には苑内のヤマザクラ約300本が咲き乱れ、断崖とのコントラストが圧巻。さらに、開花時期に合わせてライトアップも行われ、幻想的な光景が広がる。 見ごろの時期:4月中旬~4月下旬 ライトアップ開催日時:2024年4月6日(土)~5月6日(月)18:00~21:00 屏風岩公苑の山桜(びょうぶいわこうえんのやまざくら) 所在地 奈良県宇陀郡曽爾村長野
◆春日大社の御巫さんの「藤のかんざし」
藤原氏の氏神であり、藤の名所として知られる春日大社。 社紋は藤原氏の家紋「下り藤」であるなど藤の花にゆかりがあり、御巫さんが頭に挿すかんざしもかわいらしい「藤のかんざし」だ。 境内の藤の花が見ごろを迎えるのは、例年4月末ごろから5月上旬ごろ。訪れた際には、花とともに御巫さんのかんざしにもぜひご注目を。 春日大社の御巫さんの「藤のかんざし」(かすがたいしゃのみかんこさんの「ふじのかんざし」) 所在地 奈良県奈良市春日野町160
◆薬師寺の修二会花会式
「修二会」は、奈良の大寺が国家の繁栄や五穀豊穣、天下泰平などを祈る春の伝統行事。南都七大寺の一つ、薬師寺では、毎年3月25日から3月31日にかけて行われる。 ご本尊・金堂薬師三尊像に十種の造花を供えるところから「花会式」と呼ばれ、奈良に春を告げる行事として親しまれている。 期間中は、「練行衆」と呼ばれる僧侶衆による1日6回の悔過法要も実施。世界中で深刻な問題が多発する今、僧侶の迫力ある読経とともに平和への祈りを捧げたい。 開催期間:毎年3月25日~3月31日 薬師寺の修二会花会式(やくしじのしゅにえはなえしき) 開催地 奈良県奈良市西ノ京町457