「渡航警戒レベル引き上げ不要」 韓国外交部が各国在韓公館に公文書
【ソウル聯合ニュース】韓国で45年ぶりに「非常戒厳」が宣言され各国で旅行や出張を控える動きが出るなど動揺が広がっていることに関連し、外交部の李在雄(イ・ジェウン)報道官は5日、「4日に各国の在韓公館に公文書を送り、戒厳令の解除やこれに関連した情報を共有した」と明らかにした。韓国内の秩序が維持され安全保障状況が安定しているという内容を伝えたという。 公文書には民主的な手続きに従って「非常戒厳」が解除され、公共の安全・秩序が維持されているほか、米格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が4日、韓国の国債格付けを最上位から3番目の「AA」に据え置くなど韓国の経済基盤は堅固であり、北朝鮮内にも特別な動向がなく安保状況も安定的に維持されているという内容が盛り込まれた。 また、現在の韓国において日常生活に変化がなく、観光や経済活動への影響もなく、韓国への渡航の危険情報レベルの引き上げなどの措置が必要ないことを本国に報告してほしいと要請した。 外交部はこの公文書の写しを各国にある公館に送り、現地で内容を共有、伝達するよう指示したという。
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