エルメスのカレ、シャネルのサングラスetc. ミュージシャン・野宮真貴が愛する、タイムレスな定番ファッションアイテム
SPUR.JPの連載「あの人のお気に入り」最終回となる第15弾を飾るのは、ミュージシャンの野宮真貴さん。昔も今も変わらぬ魅力を放つ、“歌うファッションアイコン”が長く愛し、ときめくアイテムを紹介してくれた。 【写真】野宮真貴さんの愛用アイテムを他にもチェック 「私のファッションは、ずっと音楽とともにあるんです」と野宮さんは語る。「ピチカート・ファイヴ」ではミニスカートやタイトなレザーなど、レトロモダンな彼女のスタイルが大きな注目を集めた。40年以上にわたるキャリアを通じて多彩なファションに身を包み、千変万化するおしゃれで人々を魅了し続けている。「10代の頃は、グラムロックミュージシャンのファッションに憧れて、海外アーティストの着こなしを真似していました。ピチカート時代はメンバーの小西康陽さんの影響もあって、60年代にインスパイアされたファッションをよく着ていましたね」。
【モイ パリのコットンパールネックレス】ストレスフリーなつけ心地に魅せられて
モイ パリは、日本人デザイナーがパリで立ち上げたアクセサリーブランド。もっとカジュアルなものもたくさん持っているのですが、今日は一番華やかなネックレスを持ってきました。これだけボリュームがあっても、コットンパールなのでとても軽い! カジュアルなTシャツにも合うし、嫌味にならないんです。若い頃は「ファッションは我慢」と、かっこよさ至上主義でしたが、歳を重ねた今は、上手にこういうアイテムを取り入れて楽しんでいます。思えば、80年代はキッチュなものが最先端だった時代でもあるんですよね。そこに通じるものを感じられて、ライブの衣装に限らずカジュアルなシーンでも愛用しています。
【エルメスのカレ】後染めをしてオリーブグリーンになった、世界で1枚の宝物
昔、夫からプレゼントされたときは、薄いピンク色でした。タンバリエ(鼓手)と呼ばれる絵柄で、ミュージシャンの肖像画が描かれています。10年以上前「パスザバトン」というショップのイベントに参加して、お任せで後染め加工をお願いしたら、美しいオリーブグリーンに大変身。世界で1枚のオリジナルスカーフは、これからもずっと大切に使いたい宝物です。