メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンス GT 4ドアクーペにもトップパフォーマンスモデル追加
その他足回りの設定と装備は?
■リア・アクスルステアリング リア・アクスルステアリングは、最大1.3度の角度まで動作し、最大100km/hの速度域では前輪と逆方向に作動する。これは、ホイールベースの仮想的な短縮につながり、俊敏なターンインが可能となる。 また、Uターンや駐車時には回転半径が小さくなるため、取りまわしが容易となる。さらに、100km/hを超える速度域では、後輪は前輪と同方向に作動し、このホイールベースの仮想的な延長は、運転の安定性にプラスの効果をもたらす。リア・アクスルステアリングの応答は、選択したAMGダイナミックセレクトドライビングモードによって異なると述べた。 ■AMGカーボンセラミックブレーキ GT 63 S Eパフォーマンスには、AMGカーボンセラミックブレーキを標準装備される。キャリパーはフロントがブロンズカラーの6ピストン固定式、リアがシングルピストンのフローティング式となっている。 高度なドライビングダイナミクスに合わせて変更が加えられたもので、カーボンセラミック製のディスクのサイズがフロント420×40mm/リア380×32mmと、ガソリンエンジンのみを搭載したモデルよりも大型化された。 苛酷な使用条件下でのきわめて短い制動距離と最大限の安定性、耐フェード性が特長で、しかも耐摩耗性が高い上、レスポンスにも優れていると彼らは語る。 さらに、軽量材料を採用することで、バネ下重量も低減され、快適機能としては、ヒルスタートアシストのほか、ウェットコンディションで役立つプライミング/ドライブレーキ機能を備える。 ■その他の装備 ◆乗員確認通知システムを標準装備 乗員確認通知システムは、リアのドアが一定時間開いていることを認知すると、後席に人などが乗車したと認識し、自動的に設定される。 システム設定時、イグニッションをオフにした後にリアのドアが開かない際、運転席ディスプレイに「車内にまだ人やペットはいませんか?」とメッセージが表示され、システム設定中にリアのドアが一定時間開くと、人などが降車したと認識し、自動的に解除される。 ◆最新世代のAMGパフォーマンスステアリングホイールを標準装備 ドライビングに集中しながら各種メニュー操作が可能なAMGドライブコントロールスイッチを備えたAMGパフォーマンスステアリングを標準装備する。
AUTOCAR JAPAN(執筆)