「忘れ物」を意識しながらスムーズにプレーを完了することが大切

　セルフプレーでは、クラブのほかにも距離計などを持ってグリーンまで行くケースもあります。そのうえ、ディボット跡を直したりグリーン上のピッチマークの修復など、行うべきマナーもありやることが多く頭を悩ませる人もいるでしょう。

セルフプレーでは、クラブのほかにも距離計など持ち物が多くなる。すべてを置き忘れることなくスムーズにプレーを完了させることが最も重要になる

　たしかに、きちんとマナーを守ることに越したことはありません。しかし、「コース内のどこに忘れ物をしたのか覚えていない」とゴルフ場スタッフにコース内をカートで走り回ってもらうのでは、結局は迷惑をかけていることになります。 　正しい優先順位はありませんが、まず「持ち物だけは忘れないようする」ことを心がけてください。 　そのことを意識しつつスムーズに自分のプレーを完了することができれば、大叩きしても周りに余計な迷惑をかけずに済みます。もちろん「同伴者のプレーやリズムを邪魔するような自分本位のプレー」に走らないことが前提になります。

【解説】筒 康博（つつ・やすひろ）

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン＆コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。