石川遼「自分のやりたいゴルフではない」連続バーディー締め68も反省 男子ゴルフ日本シリーズJTカップ
◇男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第3日(2024年11月30日 東京都 東京よみうりCC=7002ヤード、パー70) 【写真あり】潮田玲子「贅沢すぎる」 石川遼&武井壮&狩野舞子さんと今年打ち納めゴルフ4ショット 25位から出た賞金ランク6位の石川遼(33=CASIO)は6バーディー、4ボギーの68で回り、通算1オーバーで終えた。ホールアウト時点で15位に浮上している。 スコアを伸ばして終えたものの石川は「大きなミスが多い。1日1個もしたくないようなミスが3つ4つ出ている。いくらバーディーを取ってもそれではスコアが伸びないし、自分のやりたいゴルフではない」と反省の言葉を並べた。 3度目の大会制覇には追い上げが不可欠な第3ラウンド。序盤でつまずいた。1番はグリーン奥からのアプローチでボールがほとんど飛ばないミス。パターに持ち替えた第3打はカップを2・5メートルもオーバー。返しを入れてボギー発進。2番は3パットで連続ボギーを叩いた。 5番で2メートルのチャンスを生かしてバーディー。6番パー5は2オンに成功。8メートルのイーグルトライはわずかに外れたが、連続バーディーでスタート時点の通算3オーバーに戻した。 8番パー3はグリーン左手前に外し、バンカー越え、左足下がりの難しい状況から寄せたが、2メートルのパーパットを決めきれず表情をゆがめた。 しかし気持ちは切らさなかった。後半は11番で2メートル、12番で5メートルのチャンスをものにして連続バーディー。14番はティーショットのミスからスコアを落としたが、パー5の17番はバンカーから1メートルへ。18番パー3は4Uでグリーンを捉え7メートルのパットをねじ込み連続バーディー締め。大歓声に両手を挙げて応えた。 ただ通算1オーバーで54ホールを終え上位は遠ざかった。「ボギー以外のホールは結果論だけど、内容的にも良いし、良いバーディーの取り方ができている悪くないけど、スコアが出ない時はこういう感じなのかな」と複雑な表情で話した。 賞金ランク6位で最終戦を迎えた。09年以来15年ぶり2度目の賞金には優勝が絶対条件。その上で賞金ランク1位の平田が単独2位より下の順位になる条件がつく。初日に73を叩いて出遅れたことが響き、厳しい状況で最終日を迎える。 「初日のつまずきを取り戻すのに時間がかかっている。明日は最後にしっかり自分のゴルフをしたい思いが凄く強い」。今季最後の18ホールを見据えた。