東原亜希さんが実体験を告白!『30代をどう生きるか?』結婚、出産、起業etc.|VERY
正解はわかりません。せめて英語を使いこなせるようにと
ーーお子さんとはどんな会話を? 子どもに「勉強しなさい」と言いながらも、AIに仕事が奪われるといわれるこれからの時代に、この職業に就けば安心みたいな絶対的なものはないし、どう導いてあげるのが正解なのか、もちろん私にもわかりません。だから、子育て世代の親たちが、せめて子どもたちには英語を使いこなせるようになってほしいと願い、それで何倍にも世界が広がったほうが武器になるのでは、と思うのも必然というか。私も、子どもたちには英語を身につけてほしいと思っています。ただ、それには早期がいいのか、自分で本気で学びたいとスイッチが入るときまで待ってあげればいいのか。時期についてはそれぞれの家族や子どもの環境や状況にもよりますし、選択肢がみんなにあることが大事だと思います。 一方で、英語がしゃべれるだけでもしかたないのはわかっていて。自分なりの意見やアイデンティティ、思考を言語化することがしっかりできないと、英語も日本語もないですよね。日本人って世界から見たらすごい謎じゃないですか。誰も指示してないのにみんなルールを守る、真面目で、勤勉で、きれい好きで、丁寧で、そういう日本人の気質みたいなものがあった上で、英語でコミュニケーションがしっかり取れる、というのが重宝されるのかな。 ーーベースが日本人という希少性。井上さんご夫婦は、結婚後すぐにスコットランドに留学されました。 イギリスに2年間行っていたときは、出産や妊娠もあって英語の勉強全然できないまま終わっていて。結局、日本人ってどこにでもいるので、つい日本人同士で集まってしまうと英語が必要なくなって。トラベル英会話レベルですよ。今すぐにでも英語圏で、子どもと一緒に私も英語が勉強できる環境に身を置きたいのですが、子どもがいろんな学年にいるので、どのタイミングがいいのか難しくて。 ーー康生さんも? 夫も行きたいと言っていて。夫も海外の柔道教室から声がかかってくるし、オリンピック関連の仕事をして、自分が直接、英語でコミュニケーションを取ることの必要性をますます身に沁みて感じたんだと思います。家族で海外に住むなんて、実現するかわからないけれど、そんな夢をもっているのも、悪くないと思っています。