四季報「新春号」で判明!増配し続けている企業ランキング
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株式投資の魅力の1つが配当収入などのインカムゲイン。毎期配当を増やし続けている企業はどこなのか、 『会社四季報』2022年1集(新春号) のデータを基に探ってみた(本記事は 『週刊東洋経済』12月18日号 特集「株の道場 新年相場編」から転載したものです)。株式投資で期待するのは株価上昇と配当収入。ここでは配当収入の安定的な増加が期待できる「連続増配」銘柄をランキングした。来期以降も増配が続けば、株価が足元と同水準でも配当利回りは向上していく。 1位は花王(4452)。今2021年12月期の予想を含め、32年の連続増配だ。来期も増配が予想されている。 ただ、今期営業利益は四季報前号と比べて下方修正された。第3四半期営業利益が前年同期比9.2%減。原材料価格の上昇で採算が悪化している。株価は昨年6月以降、下降トレンドが続いており、配当利回りは2%台半ばへ高まっている。 2位はユー・エス・エス(4732)。中古車オークションの最大手だ。2021年3月期は前年と比べてわずか0.1円しか増配していないものの、24年にわたって連続増配しており、株主重視の姿勢は強い。配当性向55%以上の方針を公言し、株式上場以来の増配を続けている。 表で配当利回りが最も高いのは33位のスカラ(4845)。サイト内検索などのクラウドサービスを提供している。今期純利益は前期の30億円から3億円へ急減する。前期は子会社売却益があった。こうした事業縮小を懸念して株価は慎重に推移しているようだ。 (東洋経済 記者)
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福田 淳