久保建英は体力十分で中国戦へ「次の試合につなげたい」 出番なしのインドネシア戦の分まで
【アモイ(中国)18日=西垣戸理大】2026年W杯アジア最終予選C組首位の日本は、19日に当地で中国と第6戦に臨む。この日は試合会場で公式練習と記者会見を行った。9月5日にホームで対戦した同予選初戦では7-0で完勝。15日のインドネシア戦で出番がなかったMF久保建英(23)=レアル・ソシエダード=は先発が予想され、好調ぶりをピッチで表現する。 昨年に新設された試合会場で、最終チェックを行った。ピッチの感触、スタジアムの雰囲気―。あとは結果で示すだけ。MF久保が静かに闘志を燃やした。 「チャンスがあれば頑張りたい。先制点を取られないように気を付けたい」。時折笑みを浮かべながら意気込んだ。所属クラブでは10日のバルセロナ戦で1-0の金星。無得点ながらマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。好調のまま代表に合流も、15日のインドネシア戦は出番なし。中国戦で暴れまわる体力は十分だ。 この日は試合会場の「厦門(アモイ)白鷺体育場」のピッチ状態をチェック。「僕はあんまり好きじゃない。ちょっと芝が人工芝っぽい」と率直な不満を口にした。ドリブル時にボールが引っかかる感触があるようで「水をまいてくれれば…」と期待するが、ここは敵地。警戒が必要だ。 「まずはしっかり勝って、いい気持ちで次の試合につなげたい」 スタジアムは6万人を収容可能で、チケットはすでに完売。完全アウェー、かつ日本は相手より1日少ない中3日だが、久保は休養十分。年内最後の代表戦を勝利で締めくくる。 ★日本は独走状態 アジア最終予選C組は、日本が4勝1分の勝ち点13で首位ターンした。得点19で失点1の得失点差18と圧倒している。2位以下はオーストラリア、サウジアラビア、中国が勝ち点6、バーレーンが同5、インドネシアが同3と続く。ちなみに、他の5チームの合計得点が19で日本と同じとなっている。