【関東大会注目チーム紹介】7試合で9本塁打61得点! 春の東京連覇・帝京は「低反発バット無関係打線」で関東王者狙う
昨秋の1次予選で二松学舎大附にコールド負けを喫した帝京。悔しさをバネに1次予選から勝ち上がり、春季東京都大会連覇を達成した。今年は低反発バットの影響を感じさせず、7試合で9本の本塁打を放つなど強打の選手が揃う。破壊力抜群の打線を売りに勝利を積み重ねてきた帝京の注目選手を紹介する。 【一覧】帝京 春季都大会ベンチ入りメンバーリスト 【投手陣】 小野 寛人投手(3年)は最速137キロの速球とスライダー、カーブを武器に粘り強い投球が持ち味。春季大会でも4回戦の佼成学園、準々決勝の修徳から完投勝利をあげている。主将の西崎 桔平選手(3年)はショートと投手の二刀流で出場。準決勝の明大中野戦では自己最速を更新する143キロのストレートを投げ込むと、東海大菅生との決勝でも3回無失点と好リリーフを見せていた。この春から背番号1を背負う黒木 大地投手(2年)は決勝でも先発。189センチの長身から力強い球を投げ込む。他にも村松 秀心投手(2年)が1回戦の東農大一で先発し、3回無失点に抑えるなど経験を積んでいる。 【野手陣】 春季大会で3本の本塁打を記録した富浜 琉心内野手、奈良 飛雄馬内野手(3年)の2人を中心に、破壊力のある打線を形成した。主に3番として出場した西崎も決勝で2本の長打を含む3安打2打点の活躍。4番の丹羽 心吾捕手(3年)も準決勝、決勝で計6安打を放つなど上位は抜け目がない。さらには、7番の安部 育規外野手(3年)も2本、1番を任される表西 優志外野手(3年)が1本と、どこからでも長打を打てるのが魅力。下位打線でランナーを溜めて上位にまわすことで大量得点につなげている。 春季大会7試合で61得点、1試合平均8.7点を奪ってきた。それだけでなく、準決勝の明大中野戦では1点差に迫られながら逃げ切り、決勝の東海大菅生戦でも1点を追いかける9回に同点に追いつき逆転サヨナラに繋げるなど、接戦をものにする集中力も兼ね備える。恐怖の打線が関東の強豪に襲い掛かる。