阿波踊り氷見に元気を 番屋街で大阪の団体披露
氷見市のひみ番屋街で10日、徳島県の伝統芸能・阿波踊りのグループ「大阪(おおさか)天(てん)水連(すいれん)」(大阪府箕面市)が本場の踊りを披露した。阿波踊りは疫病神(やくびょうがみ)を連れ出すといわれ、能登半島地震からの早期復興を願うにぎやかな踊りと演奏が観光客や市民を楽しませた。 大阪天水連の会員40人がかねや太鼓、鼓、三味線の演奏に合わせてテンポよく踊った。開会式で連長の廣田秀夫さんが「一日も早い復興を願う。阿波踊りで元気になってほしい」とあいさつした。 最後は観客も踊りに加わった。母親と一緒に踊った高岡市の高橋亜希子さん(46)は「初めて踊り、元気が出た」と話した。 大阪天水連は阪神淡路大震災が起きた1995年に結成。会員は約160人で、2022年には徳島の全国阿波踊りコンテストで優勝した。熊本地震の被災地でも慰問活動を行っており、9日は七尾市の震災復興イベントに出演した。