高そなメガネは技術が透ける♡【クリアフレーム4選】
本来見えないところまでが透けて見える。それはつまり、クオリティが一目瞭然ということです。細部の作り込みはもちろん、精緻な彫金をはじめとした秘めたる職人技も最高に際立ち、良いメガネがいっそう高そに見える。それがクリアフレームの真骨頂なのです。
クリアフレームなら、粗悪か良質か一目瞭然です
今回のテーマはクリアフレーム。90年代に一世を風靡した初代iMacやGショックよろしく、スケルトンには人心を引きつける不思議な魅力があります。が、LEONが考えるキモはその先。すなわち、すべてが見えるからこそ、モノ本来の美しさで魅せられるということ。 通常なら表出しない精緻な技術がスケルトンによって露わになり、それがただならぬリッチさを顔周りに演出。結果、貴兄を見つめる彼女からの「素敵ね」を引き出せるというわけなのです。
【1】 アーレム/透ける彫金で魅惑の横顔に
強印象を醸しつつどこかやさしげな表情を演出できるのもクリアフレームならではの魅力。至極シンプルな真っ黒スタイルにも知的な雰囲気が漂います。 メガネ7万2600円/アーレム、ブルゾン10万4500円/アルマ、ニット3万6300円/フィリッポ デ ローレンティス、時計156万2000円/ゼニス
一流メゾンで活躍したデザイナーが手がけるパリ発のブランド。定番のウエリントン型をベースにした「ポン ミラボー」は、エッジを鋭角に切り出したシャープな造形にモダンさが漂います。テンプルには丸と直線を組み合わせたグラフィカルな彫金が。
作りの良さは“テンプルの先”で見分ける
クリアだからこそわかる技術のひとつが、芯金の通し方。現在はテンプル部分に芯を打ち込むようにして仕上げる“シューティング”という製法が主流になっていますが、安価なモノのなかには芯がテンプルの中心からズレてしまっているものも。コチラのように芯の先端まできっちり真ん中に通されているのは、優れた技術の裏付けなのです。メガネは上と同じ。
【2】 アイヴァン/さながら目元のジュエリーです
フレンチヴィンテージに着想を得た「サドラー」。厚みのあるフレームに太いテンプルというボリューム感が魅力的。その横顔を引き立てるのがテンプルの彫金。まるでジュエリーのような繊細さが目元を彩ります。