立候補予定者が討論 福島・国見町長選、救急車問題巡る質問なし
任期満了に伴い11月5日告示、同10日投票で行われる国見町長選の立候補予定者による公開討論会は28日、同町で開かれた。だて青年会議所(JC)の主催。 現職の引地真氏(64)=1期=と、いずれも新人で元県南地方振興局次長の村上利通氏(60)、元町議の松浦和子氏(75)の3人が出席。町の教育や産業、若者の定住など六つの質問に回答した。 町が民間企業と共同開発した高規格救急車を貸し出す事業を断念したことを巡る質問はなかったが、村上氏は意気込みを問われた中で「全国的にイメージダウンしており、町の資源を生かして再生する必要がある」と指摘。引地、松浦両氏は直接的な言及はなかったものの、引地氏は「仕事に向き合いその都度反省してきたが、今後は後悔のないように心に刻む」、松浦氏は「町民不在ではなく町民ファースト、そしてクリーンでなければならない」とそれぞれ述べた。
福島民友新聞