「選挙は自分たちの生活を考えること」愛媛の大学生が政治に期待することは
投開票が迫る衆院選。地域で暮らす様々な当事者の視点から、政治や選挙について考えていきます。きょうは「若者」。選挙の大切さを訴える大学生の思いです。 松山大学で行われている期日前投票。 男子学生: 「投票日に旅行の予定があったので、期日前に。SNSとかでもいろんな情報とか 見るんで、今回は特に行っておこうかなと」 男子学生: 「最低賃金も低いと思うので、そこは上げたりしたらいい感じになるんじゃないかなって思います」
こちらは、前回3年前の衆院選・小選挙区の県内の投票率を、年齢別に示したグラフです。 投票率は最も高かったのが70歳~74歳で69.97%。この数字からおよそ40ポイントもダウン、最も低い28.1%だったのが20歳~24歳です。 女子学生: 「(投票)しないですね。あんまり政治に興味がないので」 男子学生: 「僕は行かないと思いますね、多分。行っても変わらないんじゃないかな?っていうのはありますね」
松山市選挙管理委員会が認定する「選挙コンシェルジュ」です。選挙を自分事に考えてほしいと、“選挙啓発のセミプロ”として県内の大学生や専門学生が活動しています。
衆院選に合わせて、選挙にまつわる寸劇風の動画を作成。SNSで発信し、投票を呼びかけています。 (動画) 「彼氏とデートあって行けん!どうしよ」 Q.何で彼氏とデートっていうのにしたんですか? 動画制作を担当 竹中弐歩さん: 「大学生っぽいなっていうのと、身近に感じてもらえるような言葉遣いだったり、それこそ方言だったりっていうのを意識してやってます」
選挙コンシェルジュのひとり、愛媛大学2年生の島津理加さん。 島津理加さん: 「いまの生活ではあんまり困ってないんですよ。あんまり困ってなくて。でも、これからのこの選挙で何かが変わって、悪くなっちゃったりしたら、嫌だなっていうのはあります」
自分たちの今の、そして未来の生活を考えること、その考えをカタチにするのが“選挙”だといいます。 女子学生: 「高齢者の方が多いので、高齢者向けの政策が多いのは当たり前だと思うんですけど、 もうちょっと若い人向けの子育て政策とかやってくれる方がいいなと思ってます」 男子学生: 「子育ての支援とかで医療費とかってけっこうかかるんですよね。赤ちゃんのおむつとか。そういう身近なところにもしっかり支援、考えて頂いている方が助かるかなと思っています」 Q.子育てはしてみたい? 「そうですね、機会があれば」 女子学生: 「物価ですかね、スーパー行ってると1個1個すごい高いなと思って最近。ほんとに食費が足りなくなるとかもけっこうあってしんどいんですよ」 男子学生: 「物価高もそうですけど、外交安保であるとか様々なことが問題になってますけど、あと選挙情勢も新聞でチェックしながら、どうしようかな?と考えたりしてました」 「私」にとっての、衆院選。 島津さん: 「自分が生きている社会を自分の生きやすいように変えられる、その第一歩をみなさん持っているというのを知ってもらいたいです。希望があるかもしれない、そう信じて一票を入れに行って ほしいなと思います」 「あなた」にとっての衆院選は?