来年2月デビュー!伊予鉄・郊外電車の新型車両「7000系」松山に到着
南海放送
実に67年ぶりの完全新設計です。来年2月にデビュー予定の伊予鉄道・郊外電車の新型車両。導入に向けて準備が着々と進んでいます。 徳庵駅アナウンス: 「列車発車いたします。危ないですので黄色い点字ブロックの内側でお待ちください」 今月2日に大阪の工場を出発したオレンジと黒のカラーリングが特徴のこちらの電車。伊予鉄道が郊外電車に新たに導入する「7000系」です。1両あたりの車体の長さは、既存車両の700系と同じ18メートル。 一方、使用電力はおよそ50%削減されるなど、脱炭素化をコンセプトに省エネ化を図りました。 記者: 「午前4時52分です。新型車両を引く機関車のヘッドライトが見えてきました」 出発から14時間。およそ400キロの長旅を終え、伊予市のJR松山貨物駅に車両が到着しました。 記者: 「見えてきました。新型車両を乗せたトレーラーが宮田町へと向かってきます。集まった人たちが一斉にカメラを向けます」 おととい深夜、松山市宮田町ではトレーラーに乗った車両を伊予鉄道のレールへと移す作業が行われました。 台車がレールに乗せられたあと、いよいよ7000系の登場です。作業員が手際よく準備を進めていきます。 そして… 記者: 「車両がクレーンによってトレーラーから1メートルほどの高さに吊り上げられました」 作業員: 「下げるよー」「はーい」 続いて、「心皿」と呼ばれる台車の中心部に、車両のセンターピンを慎重に差し込んでいきます。 作業員: 「ライン乗った!」 午前1時過ぎ、7000系が伊予鉄道のレールに乗りました。 記者: 「いま動き出しました。初めて新型車両7000形が伊予鉄道のレールを走っていきます」 見学した人: 「圧巻でしたね。う~ん、これ何度でも見たいですね」 見学した人: 「初めて見る光景だったので素直に感動しました。限られた空間の中できっちり作業されているのを見るとすごいなって」 見学した人: 「今まで伊予鉄道になかったような電車なのですごい新しい時代が来たなと」 伊予鉄道・郊外電車の新型車両7000系は来年2月にデビューする予定です。