【陸上】多田修平 男子60m日本人初のファイナルは7位入賞 「練習を積んでリベンジします」世界記録保持者コールマンがライルズを抑え金メダル/世界室内
◇グラスゴー世界室内選手権(3月1日~3日/英国・グラスゴー) 1日目 英国・グラスゴーで世界室内選手権が行われ、男子60mでは多田修平(住友電工)が6秒70で7位入賞を果たした。 【動画】コールマンが金!多田は7位 世界室内60m決勝をチェック! 多田は午前中の予選で6秒52の日本新をマーク。午後の準決勝では昨年の世界選手権100m優勝のノア・ライルズ(米国)や100mアフリカ記録保持者のフェルディナンド・オマニャラ(ケニア)と同組になったものの、6秒56の3着でフィニッシュし、プラス通過でこの種目では日本人初の決勝進出を決める。 準決勝の2時間後に行われた決勝は20m付近までトップ争いを演じたものの、後半はスピードに乗れず減速。フィニッシュ後は脚を引きずる様子も見せた。レースは60m世界記録保持者のクリスチャン・コールマン(米国)が、ライルズを0.03秒差抑えて6秒41で金メダルを獲得。3位にはアキーム・ブレイク(ジャマイカ)が入った。 多田はレース後にSNSで「レースではスタートから攣り全く走れませんでした」と、決勝では自身の走りができなかったと打ち明けたが、「歩いても痛みは無い」と話すように幸い身体へのダメージは深刻ではない様子。「悔しさ10割なので、ガチでリベンジしたい」と屋外シーズンに向けて、再起を誓った。 同じく60mに出場した東田旺洋(関彰商事)は準決勝2組で6秒67の7着となり決勝には進めなかった。また、男子400mにエントリーしていた佐藤拳太郎(富士通)はウォーミングアップで脚の違和感を訴えたため、出場を取り止めている。
月陸編集部