新井監督に評価されず…?広島、前年から1軍出場がない選手(2)ファームで“打率3割超え”でも
昨季は新井貴浩監督の下で2位に入り、5年ぶりのAクラス入りを果たした広島東洋カープ。虎視眈々とリーグ優勝を狙う今季だが、チームでは一軍出場の機会を掴めない選手もいる。特に長らく二軍暮らしが続く選手は、是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない広島の選手を紹介したい。
持丸泰輝
投打:右投左打 身長/体重:177cm/90kg 生年月日:2001年10月26日 経歴:旭川大高 ドラフト:2019年育成選手ドラフト1位 育成から這い上がってきた持丸泰輝は、2022年以来の一軍出場を狙う。 旭川大高(現:旭川志峯高)で4番を打っていた持丸。もともとは外野手だったが捕手に転向し、高校通算で17本のアーチを描いた。 ドラフトでは支配下契約こそ逃したが、育成ドラフト1位で広島東洋カープから指名を受けた。 だが、入団後は打撃で苦しみ、ファームでも1割台、または2割台前半という成績だった。 それでも、プロ3年目の2022年6月に念願の支配下契約を奪取。同年は一軍でスタメンマスクも被った。 昨季はファームで57試合に出場して打率.173に終わった一方、盗塁阻止率は.483を記録。打撃で課題は残したが、強肩を発揮した。 今季はファームで打率3割を超えるなど、優れた結果を残している。強肩が武器なだけに、打撃でさらに確実性を向上させれば、2年ぶりの一軍も見えてきそうだ。
ベースボールチャンネル編集部