JR四国、輪軸124本に目安超える圧力 データ改ざん受け車両点検
JR貨物による列車部品のデータ改ざんを受け、車両の緊急点検をしていたJR四国は20日、車輪に車軸を取り付けて輪軸を組み立てる作業で、機械メーカーが示した目安値を超える圧力をかけていた輪軸が車両91両で124本あったと発表した。一方、目安値を下回る車両が少なくとも7両で8本あったことも分かり、引き続き調査を進めている。圧力が低い輪軸を付けた車両は同日から運行を中止する措置をとった。 目安値を超えた車両の輪軸は、超音波検査で損傷がないことを確認しており、安全性に問題はないとしている。圧力に関するデータは機械に自動的に記録されるため、改ざんや社内規定違反などの不正は見つからなかったとした。他社に提供した輪軸についても記録の確認を進めている。
愛媛新聞社