「もう1品ほしい時」は練り物にお任せ! 焼いてのせるだけの簡単レシピ「はんぺんのハムチーズエッグ」を作ってみた【書評】
「のりふ民(みん)」という言葉を知っていますか? こちら、魚肉の練り物などを提供する「紀文食品」が、公式Xのフォロワーに親しみをこめてつけた名称だそうです。「紀文」という社名を、正式な読み方「きぶん」ではなく、「のりふみ」と読んだフォロワーがいたことから、その呼び名がついたといいます。
『紀文がかなえる ちくわ・はんぺん・かまぼこの楽しい世界』(株式会社紀文食品/主婦の友社)には、意外と知らない紀文にまつわるトリビアや、簡単に作れる便利レシピなどが紹介されています。中には「のりふ民」が考案したレシピも載っているとか。 ちくわ・はんぺん・かまぼこというと、筆者は、そのまま食べるか、おでんにするくらいしか思い浮かばないのですが、他にどのようなレシピがあるのでしょうか。試しに4品作ってみました。 1品目は、かまぼこを使ったレシピ「かまぼことカラフル野菜のさっぱりレモンオイルあえ」です。カットしたかまぼこを、アボカド・ミニトマト・バジルと混ぜ合わせ、オリーブ油・レモン汁・塩コショウで味つけするというシンプルなレシピ。かまぼこ自体が美味しいから、シンプルな味つけでも十分に美味しいんですよね。 そもそも、和食というイメージがあったかまぼこ。それをサラダにするという発想にまず驚きました。しかも、色が鮮やかなので、トマトやバジルと合わせると、仕上がりがなんとも華やか。野菜オンリーのサラダとは違って歯応えがあるので、ボリューム感のあるサラダを食べたい時にもぴったり。パーティの前菜などにしても喜ばれそうです。
次に挑戦したのは「ちくわボード・コチュジャンマヨネーズ」「ちくわのくるくる巻き」という、ちくわを使った2品。注目してほしいのは、“ちくわを縦半分に切って”使っているところです。ちくわといえば、穴に具材を詰めるか、輪切りにして調理するパターンしか思いつかなかったので、またも新しい驚きがありました! ちくわって、縦に切れ目を入れて開くと長方形になるんですよね。ここにスライスチーズや大葉を巻き込んでカットすれば、断面がカラフルで美しい「ちくわのくるくる巻き」が完成。穴に具材を入れた時とはまた違った楽しい見た目で、お弁当の定番にもなりそうです。