【高所得貧乏】年収1200万円以上でも「貯蓄できない」世帯は約20%…現役FPが原因とポイントを解説
まとめにかえて
高所得貧乏の方は、自分が実は貯蓄をできていないといことに気が付いていないケースがあります。 まずは、毎月の収支を把握し、現状の家計を客観的に知ることが大切。 今回ご紹介した内容を参考にしながら「自分は高所得貧乏の予備軍になっていないか」どうか、家計をとおして見直してみてください。
【参考】「世帯年収1000万円」の世帯割合は12.6%
今回、高所得かつ貧乏である世帯に注目していきましたが、実際の日本における年収はどのような状況なのでしょうか。 厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」によると、日本の所得金額の分布割合は以下のとおりです。 ・100万円未満:6.7% ・100万円以上200万円未満:13.0% ・200万円以上300万円未満:14.6% ・300万円以上400万円未満:12.7% ・400万円以上500万円未満:10.3% ・500万円以上600万円未満:8.4% ・600万円以上700万円未満:7.3% ・700万円以上800万円未満:6.2% ・800万円以上900万円未満:4.9% ・900万円以上1000万円未満:3.6% ・1000万円以上1100万円未満:3.1% ・1100万円以上1200万円未満:2.1% ・1200万円以上1300万円未満:1.7% ・1300万円以上1400万円未満:1.1% ・1400万円以上1500万円未満:1.0% ・1500万円以上1600万円未満:0.7% ・1600万円以上1700万円未満:0.5% ・1700万円以上1800万円未満:0.4% ・1800万円以上1900万円未満:0.3% ・1900万円以上2000万円未満:0.3% ・2000万円以上:1.4%
参考資料
・国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年) ・厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」
下中 英恵