【高所得貧乏】年収1200万円以上でも「貯蓄できない」世帯は約20%…現役FPが原因とポイントを解説
「高所得貧乏」の原因となりうる行動4選
高所得貧乏となってしまうのは「収入が高いのだから、お金を多少使っても大丈夫」という、心理的なお金に対する大まかな考え方が要因であると考えられます。 この考え方によって、たとえば以下のような事態が発生してしまいます。 ●「高所得貧乏」になってしまいやすい行動 ・家計簿つけておらず、収入支出を把握していない ・ダブルインカムでも、お互いの収支を知らない ・先取り貯蓄をしていない ・将来必要な老後資金を把握していない 現在、年収が1200万円以上あるにも関わらず、思うように貯蓄ができていないという方は、上記に当てはまるものがないか、確認してみましょう。
【解説】脱・高所得貧乏!上手に貯蓄をしていくポイント
収入の金額差はあれど、貯蓄を効率よく行う方法は基本的に変わりありません。 収入金額に関わらず、以下のポイントを確認しましょう。 ●「貯蓄」の成功を導き出すポイント ・毎月の収支を把握する ・先取り貯蓄を行う ・将来必要な金額を把握する 毎月、いくら手取り収入があり、必要な生活資金はいくらなのか把握しましょう。 高収入の場合、欲しいものがあると、あまり考えずに買ってしまう方もいるかもしれません。 しかし、予め毎月自由に使えるお金はどのくらいあるのか知っておくことで、使い過ぎを防ぐことができます。 また、貯蓄成功の鉄則である、先取り貯蓄を行いましょう。 どんなに収入が高くても、先取りしておかないと、お金はいつの間にか消えてしまう可能性があります。 高収入の方はとくに目安として、手取りの収入の30%程度を貯蓄に回すのがおすすめです。 そして、将来必要となる老後資金などのお金をざっくりと把握しておきましょう。 現在高収入である場合、老後に生活水準を大幅に落として生活をすることに抵抗感を感じる人が多いでしょう。 豊かな老後の生活を送るためには、それなりの貯蓄が必要です。 老後に必要な具体的な金額を知ることで、倹約したり、貯蓄したりするモチベーションも高まります。ぜひ実践してみましょう。