2024年を代表するスマートフォンは? 「スマホ・オブ・ザ・イヤー2024」結果発表
山根氏:Libero Flip/nubia Flip 5Gに日本市場への意気込みを感じた
ハイエンド部門 ・Xiaomi 14 Ultra:10点 ・AQUOS R9 pro:5点 ・Galaxy S24 Ultra:5点 ・Xiaomi 14T Pro:5点 ・Pixel 9 Pro:0点 ミッドレンジ部門 ・Nothing Phone (2a)/Nothing Phone(2a)Special Edition:10点 ・AQUOS sense9:5点 ・Libero Flip/nubia Flip 5G:5点 ・Xiaomi 14T:5点 ・らくらくスマートフォン Lite MR01:0点 私もハイエンドの「Xiaomi 14 Ultra」と、ミッドレンジの「Nothing Phone (2a)」は1位で決まっていたので、残りの配点を考えました。 ハイエンドについては、GalaxyはAI機能、AQUOSは「やればできるじゃないか」と感じさせた意気込みで、同率かなと。もう1台、「Xiaomi 14T Pro」の値段を下げつつ、カメラを強化した部分を評価してこちらにも同じ点を入れました。 ミッドレンジについても、「Libero Flip/nubia Flip 5G」には、日本市場への意気込みとして5点を入れました。「AQUOS sense9」は性能もミドルハイになってきて、デザインもいい。「Xiaomi 14T」もカメラはいいのに値段は手頃ということで、5点ずつ入れました。
石野氏:まだカメラで勝負できることを示してくれたXiaomi
ハイエンド部門 ・Xiaomi 14 Ultra:10点 ・AQUOS R9 pro:9点 ・Galaxy S24 Ultra:1点 ・Xiaomi 14T Pro:5点 ・Pixel 9 Pro:0点 ミッドレンジ部門 ・Nothing Phone (2a)/Nothing Phone(2a)Special Edition:10点 ・AQUOS sense9:9点 ・Xiaomi 14T:6点 ・Libero Flip/nubia Flip 5G:0点 ・らくらくスマートフォン Lite MR01:0点 今年はオンデバイスAI一色の年になると思いきや、「まだまだカメラにやり残したことがあるぞ」ということを形や機能、画質として見せてくれたのがXiaomi 14 Ultraでした。あの形状のスマホが日本で発売されたインパクトは大きかったですし、Xiaomiとして初のナンバリングフラグシップで、かつ日本での初のライカブランドカメラでもあったので、ここに10点を入れるしかないと思いました。 一方で、そのXiaomi 14 Ultraに真っ向から対決したシャープの「AQUOS R9 pro」も、ノミネート時には挙げていませんでしたが、敬意を表して9点です。カメラ機能で比較するとXiaomi 14 Ultraの方が上だと感じましたが、おサイフケータイに対応したり、ドコモから発売されてバンド対応もきちんとしていたりと、トータルバランスでは十分対抗はできていたと思います。 後は、スマートフォンらしい機種とのバランスを加味してXiaomi 14T Proに5点。Galaxy AIの評価が高かったことを加味して「Galaxy S24 Ultra」に1点を入れました。 ミッドレンジはノミネートの時点からNothing Phone (2a)かAQUOS sense9のどちらかにしようと思っていました。悩んだ結果、AQUOS sense9は10点を付けてもいい完成度なのですが、この賞の常連すぎるので、もう殿堂入りでいいんじゃないかと(笑)。新しい風を吹きこみつつ、デザイン性や実用性も兼ね備えて、あの規模のスタートアップでまさかのおサイフケータイに対応して、新しいコミュニティも形成しつつあるNothing Phone (2a)の方に小差で10点を入れました。 残った6点は、最安のライカカメラ搭載機というインパクトを評価してXiaomi 14Tに入れました。AIスマホはようやく出そろいつつある段階ですが、実用性という観点では進化の途上。来年はもっとその軸で評価したいですね。今年は当初思っていた以上に、スマホのカメラにインパクトがあってよかったと感じています。