２４日、米南部ジョージア州クラークストンで曲を披露する歌手のブルース・スプリングスティーンさん（ＥＰＡ時事）

　【ワシントン時事】米民主党のハリス副大統領（60）は24日、大統領選の激戦州・南部ジョージア州でオバマ元大統領と並び集会を開いた。 【写真】24日、米南部ジョージア州クラークストンで手を振るハリス副大統領とオバマ元大統領 　歌手のブルース・スプリングスティーンさんや、俳優のタイラー・ペリーさんも参加。投開票まで12日となる中、ハリス氏を支持するセレブの力を総動員し、最後の追い込みを図った。 　「プロミスト・ランド」など3曲を披露したスプリングスティーンさんは、共和党のトランプ前大統領（78）が「暴君になろうとしており、米国を理解していない」と述べ、ハリス氏への投票を呼び掛けた。ハリス氏も「トランプは（ナチス・ドイツの）ヒトラーを礼賛した」と非難。「私は（検事として）あらゆる犯罪者と戦い、勝った。次はトランプの番だ」と気勢を上げた。 　ハリス氏は、若者の間で絶大な人気を誇る歌手のテイラー・スウィフトさんやラッパーのエミネムさんら著名人の支持を得て、選挙戦の弾みとしてきた。米メディアによると、歌手ビヨンセさんが25日、南部テキサス州で行われる選挙集会に参加する。ビヨンセさんの楽曲「フリーダム」は、ハリス氏の入退場曲に使用されている。