【高校サッカー】東海大相模 初出場で国立の舞台へ!山椒軍団率いる有馬監督「目から汗が出た 感動」
◇第103回全国高校サッカー選手権準々決勝 東海大相模2―1明秀学園日立(2025年1月4日 U等々力) 【写真】勝利を喜ぶ東海大相模イレブン 山椒(さんしょう)軍団の快進撃が止まらない。東海大相模が明秀学園日立に逆転勝ちし、4強入りを果たした。初出場校の準決勝進出は18年度の瀬戸内(広島)以来6大会ぶり。国立の舞台へ駒を進め、有馬信二監督(58)は「ちょっと目から汗が出た。感動した」と喜んだ。 0―1で迎えた前半40分、チームが得意とするサイド攻撃から右クロスにMF沖本陸(3年)が頭で合わせて同点弾。後半25分にはMF高畑旺崇(3年)が左足シュートで勝ち越しゴールを決めた。チームは全3試合計7ゴールで得点者は全て違う。絶対的なエースは不在だが「山椒は小粒でもピリリと辛い」と指揮官。パス、クロス、対人、スローインなど一芸に秀でた選手を集め、個性を伸ばす指導で駆け上がってきた。DF佐藤碧(3年)は「大型スターはいなくても、一人一人の武器が協力し合っている」と胸を張る。 野球部の昨年夏の甲子園の8強を上回り、準決勝は流通経大柏と戦う。相手はJクラブ内定者らタレントぞろいだが「立ち向かっていく」と指揮官。束となってスター集団へ挑む。