「示談してたのに…」は企業には一切関係ない。中居正広のCMを削除、「ソフトバンクの判断」が正しい理由とは?
■再挑戦できる仕組みの整備も必要ではないか? 現在の日本では議論がかなり早いだろうが、最後にもうひとつ、一般論として述べたいことがある。 誰もが言う、「社会的な責任」「再挑戦できる世界」という視点から考えると、芸能人の再起や復活・更生を支援する仕組みを作る必要もあるだろう、ということだ。 一度は事件で堕ちてしまった芸能人であっても、一定の禊ぎが済んだ後は、企業が採用する社会的理解も得られるべきだろう。たとえば、過去に問題を抱え乗り越えたストーリーを共有することは、多くの人の共感を得る可能性もある。
少なくとも日本社会が、どれだけ対象者を許さないままでいるのかーー。私は注目したいと思うのだ。 ■その他の画像
坂口 孝則 :未来調達研究所