【下関ボート・GⅡレディースチャレンジカップ】三浦永理が逃げ切って大会初V QCのトライアル1号艇も手に
下関ボートの「GⅡ第11回レディースチャレンジカップ」優勝戦が24日第11Rで争われ、三浦永理(41)=静岡=が絶好枠から押し切って大会初優勝。PGⅠ蒲郡クイーンズクライマックス(12月26日開幕、トライアルは28日~)出場の12人が決定した。 ◇ 盤石の逃げでクイーンズクライマックス初戦の絶好枠を手に入れた。優勝戦は全艇がゼロ台のスリット合戦となったが、三浦は冷静に先マイを果たすと、鋭いまくり差しを繰り出した西橋を振り切って独走態勢を築く。「(Sは)早い気がしちゃって放っちゃいましたけど、もちました」と万全に仕上げた相棒の46号機が勝利を後押しした。 23日時点では女子賞金ランク3位だったが、V賞金490万円を加算し、浜田亜理沙を抜いて同2位(1位は遠藤エミ)に浮上。蒲郡QCにおけるトライアル1回戦の1号艇をつかんだ。 「また1号艇。緊張するので。でも〝1〟のほうがいい。準地元だし優勝を狙いたい」。優勝戦1号艇でフライングに散った2015年の第4回大会(福岡)を思い出したのか、苦笑いを浮かべつつも、第1回大会(大村)を制した〝初代女王〟が、栄光のティアラ奪還を誓った。(海老澤義勝)