大谷翔平、3戦ぶり無安打 ボール球にバット止まらず2三振 思い出の地で有終の美飾れず チームは逃げ切り連勝
「アスレチックス2―3ドジャース」(4日、オークランド) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、4打数無安打2三振だった。敵地オークランド・コロシアムは来季からサクラメントへの移転が決まっており、同選手にとってはメジャーデビューし、初安打&初勝利を記録した思い出の地で最後の試合となった。チームは1点のリードを守り切って連勝した。 大谷の初回の打席は見逃し三振。昨年7月22日の初対決で空振り三振を喫している右腕ビードに対し、ワンボールから外角低めのボールになるチェンジアップ、さらに真ん中直球を空振りした後、カウント2―2から5球目の外角ストライクの151キロ直球を見送った。 2―2の二回1死一塁の打席は左飛。初球の外角低めチェンジアップをファウル、内角高めに大きく外れる153キロ直球を豪快に空振りした後、外角低めチェンジアップをバットの先で捉えた。 1点リードの五回の打席は先頭で右飛。ワンボールからファウル、空振りで追い込まれ、ボール1つを挟み、5球目の低めスライダーを右翼線際へ打ち上げた。 依然として1点リードの七回は剛腕オタニエスに空振り三振。ワンボールから2球連続で内角低めのボールになるスライダーを空振りし、161キロ直球などを見極めてフルカウントに持ち込んでだが、6球目の内角低め138キロスライダーにバットは空を切った。 ドジャースは初回に5番K・ヘルナンデスの2点適時二塁打で先制。2―2の三回に6番ビジオの適時打で勝ち越しに成功した。先発の新人ライアンは2点リードの初回に敵軍4番ルーカーに28号2ランを浴びて同点にされ、1点リードの五回2死満塁の場面で降板。2番手フィリップスが見逃し三振でピンチを脱するなど、5人の継投で逃げ切った。