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昨年、17年間のプロサッカー選手生活にピリオドを打った槙野智章さんが、日本を背負い、未来のスポーツシーンを明るくするカギとなるアスリートを迎えて対談形式でお届けします。第3回目のゲストは、スキージャンプの髙梨沙羅選手です！ 〈画像〉槙野智章が一番会いたかった人！奇跡のインタビューショット

槙野さんの「一番会いたい人」、沙羅ちゃんと対面！

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VOCE編集部 連載のスタート時、槙野さんに会いたい人を聞いたところ、一番に名前が挙がったのが髙梨さんでした。 槙野さん（以下、敬称略） 本人の前で言われると恥ずかしいっすね（笑）。 髙梨さん（以下、敬称略） うれしい。でも、なんかすいません。そんな重要なポディションに私なんかを入れていただいて。 槙野 沙羅ちゃんにも興味が津々ですが、スキージャンプ選手の生活や競技自体についてもなかなか触れ合う機会がないので聞いてみたいと思ってオファーさせてもらいました。 髙梨 スキージャンプは、サッカーやバスケと比べるとけっしてメジャーとはいえない競技なので、多くの方に注目してもらう機会をいただけてありがたいです。 槙野 では、早速質問を！　どこに住んでいますか？　海外なのかな、とは想像で思っていますが。 髙梨 スロベニアに住んでいます！　位置的には、ヨーロッパの中央。北はオーストリア、東はハンガリー、南はクロアチア、西はイタリアと、多くの国と接しています。 槙野 スロベニアに住んでいるの！！　なぜ、その国を選んだのか、興味あるな。 髙梨 スキージャンプをするには、とてもいい環境だからです。一番小さいミニヒルから最大級のフライングヒルまでジャンプ台がすべて揃っているし、納得いくトレーニングができるのも魅力。選手としてステージを上げることを考えたときにスロベニアに住みたいと思ったので拠点を移しました。もうかれこれ住んで3年くらいになります。

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槙野 チームメイトとかコーチと共同生活ですか？ 髙梨 家を借りて一人暮らしをしています！　マネージャーさんは近くに住んでいますが別の家なんです。スキージャンプは、大きな大会や合宿のときなど限られたときだけ団体生活をしますが、基本はシーズン中であっても生活は一人。そのあたり、サッカーはどうですか？ 槙野 サッカーはいつでも大所帯。選手だけで20人以上いますし、スタッフも多い。オリンピックなどの世界大会のときには100名を超えることもザラです！ 髙梨 スゴイ！　想像していたよりもずっと多い人数でした。 槙野 普段、一人暮らしだと食事とかどうしているのか気になります。アスリートにとって体をつくる食事は大切だから適当というわけにもいかないですよね。 髙梨 自炊しています。お米を炊き、味噌汁をつくり……と和食が多いです。食事には気を使っていますが、ときどきレストランに行ったりもするので、そういうときには好きなものを食べています。スロベニアはイタリアが近いのでピザやパスタが美味しいんですよ～！ 槙野 日本が恋しくなるようなホームシックにはならない？ 髙梨 それが全然ないんです。スロベニアのわが家が快適すぎるくらい快適で。槙野さんはホームシックの経験ありますか？ 槙野 ホームシックか……ドイツ時代にもなかったし、仕事で海外にいってもまったくない。だというのに、この間、取材で一週間ほど地方に行ったら、めちゃくちゃ東京のわが家が恋しくなったけど（笑）。 髙梨 私も地元北海道の新千歳空港に降り立つと「ホームに帰ってきた」という安心感があるので槙野さんの気持ちもわかります。