スクワット、どの深さまで下げるべきか問題。「正解」教えます
私は、世界の様々なスクワットの多様性を理解できる人間だと自負しています。 ハイスクワット、ロースクワット、フロントスクワット、バックスクワット、どれも美しいものです。 しかしネット上の人は、どのスクワットが一番良いかについて議論することが大好きなようです。 今回はスクワットの深さについての簡単なガイドと、自分に合ったスクワットの見つけ方を紹介します。 シンプルな答えは、おそらく「パラレル(太ももが床と並行)まで」しゃがむのが良い、ということです。 これがどういう意味か説明しますが、あなたのジムでの目標によっては、パラレルより深くしゃがんだり浅くしゃがんだりすることにも利点があります。
そもそもスクワットの深さとは?
スクワットの「深さ」について話題にあがるとき、お尻をどれだけ低く下げるかが焦点になります。 屈強でかつ柔軟性のある人は、太ももがふくらはぎに触れるくらいまで深くしゃがみ、お尻が地面に近づくまで下げることができます。 このようなスクワットは「アストゥグラス(ATG)」スクワットと呼ばれることもあります。 もし、膝を途中までしか曲げられず、動作が崩れてしまう場合、「位置が高い」とか「十分な深さまでしゃがんでいない」と言われるかもしれません。 このような指摘をしてくれるのが、コーチやトレーナー、またはアドバイスが信頼できる友人なら、その意見に耳を傾けて、より深くしゃがむように試みましょう。 一方で、それがただのネット上のあなたと無関係な人や、ジムの迷惑なおせっかいなら、特定のスクワットの深さにこだわる必要はありませんし、余計な口出しをするべきではありません。 一般的に、スクワットはその深さが浅ければ浅いほど、動作が楽になり、その分重い重量を扱える傾向があります。 トレーニングでは一貫性を保つ方法を見つけることが大切です。 たとえば、トレーニングプログラムの最初に225ポンドの重量で太ももが床と並行になるまでしゃがみ、プログラムの最後に315ポンドの重量で浅めのハーフスクワットをしたとしても、「スクワットの重量が90ポンド増えた」とは正確には言えません。 なぜなら、パラレルスクワットとハイスクワットは、ほぼ違う種類のリフティングだからです。スクワットの深さを決めたら、その深さを維持しましょう。