柏FW細谷真大、残留がかかる最終節・札幌戦へ「最後はしっかり自分たちの手で決めたい」…今季の振り返りも
J1柏は3日、柏市内で最終節・札幌戦(8日・プレド)へ向けた公開練習を行った。練習後に取材に応じたFW細谷真大は、札幌戦へ「まず勝つことで残留を決めたい。最後はしっかり自分たちの手で決めたい」と意気込んだ。 現在、チームはJ2降格圏内の18位磐田と勝ち点3差の16位。札幌戦では引き分け以上で残留が確定する。得失点差も7離れており優位な状況ではあるが、エースは「気にしないで戦っていく」ときっぱり。「展開的に、もしかしたら最低限(引き分け)というのは言われるかもしれないが、まず最初は自分たちの手で勝ちを狙いに行く」と白星をつかみに行く姿勢を強調した。 細谷は1月にA代表のアジア杯メンバーに選出されると、4月下旬から5月にかけてはU―23のアジア杯、7月にはパリ五輪、9月には26年北中米W杯アジア最終予選と、ほぼ休みなく1年間走り続けてきた。 「色々経験してきたつもりではあるので、そこはタフになったかな」と振り返る細谷は、「(プレー幅の面で)オリンピックはやはり大きかった」とエースとして活躍したパリ五輪を印象的な瞬間として挙げた。準々決勝のスペイン戦では相手を背負った状態から反転してシュートを決め存在感を見せた。ゴール自体はVAR判定の結果ノーゴールになったものの「色々出来たなという感覚もある。そこで1つ成長出来たなという感触もある」と手応えを明かした。 しかし「個人として、勝ちに導くゴールが少なかった。頭で少し取れるようになったが、もっと取れる。クロスの得点ももっと増やしたい」と反省点も挙げる。今季はチームを離れる期間も多かったが、昨年の14得点から半分以下のシーズン6得点と振るわず。今季初ゴールも第14節の湘南戦(2〇1)と時間がかかった。まだ最終節が残っているが「より勝ちにこだわって、勝ちにつながるゴールを増やしたい」と来季へ向けてストライカーとしてさらに成長することを誓った。
報知新聞社