友人が「年収が高いのは文系より理系」と話していたのですが本当でしょうか?高収入の職種には何がありますか?
※総務省統計局 e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 「きまって支給する現金給与額」とは、基本給に残業代や通勤手当・家族手当などを含み、税金などは控除前の額のことです。どの仕事も、給与所得者全体の平均年収よりも高い額となっています。 3つの職業とも専門知識が必要なことが共通しており、とくに医師は業務独占資格で年収も高めです。 ■高年収な文系の職業 文系の中でも高年収な職業に弁護士や公認会計士などの士業、経営コンサルタントなどがあります。こちらも「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に、年収を確認してみましょう。
※総務省統計局 e-Stat「令和5年賃金構造基本統計調査」を基に筆者作成 文系で高年収の仕事も、やはり専門的な知識が求められる職業です。これらの職業は理系で高年収の職業と比較しても、引けを取らない高年収であることが分かります。 理系・文系で分けた場合の平均年収では理系のほうが高い額となるものの、個々の職業で比較した場合は、文系でも高年収の職業があります。文系・理系かかわらず、どれだけ専門的な知識が身に付けられるかといったことも年収にかかわるようです。
理系と文系では年収に40万円~60万円程の差がある
理系と文系と比べた場合、理系のほうが専門性の高い仕事が多いこともあり、年収が高いと言われています。実際、理系と文系では平均年収に40万円~60万円ほどの差があるというデータもあります。 とはいえ職業ごとに比較すると、文系でも専門性の高いジャンルの仕事は年収が高く、理系にも引けを取りません。確かに平均年収では理系のほうが高額ですが、理系・文系に限らず、どのような職業に就くかが、年収に影響してくるといえるでしょう。 出典 総務省統計局 e-Stat令和5年賃金構造基本統計調査職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計) 国税庁 令和5年民間給与実態統計調査2平均給与(第8表)平均給与(15ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部