静岡の基盤を構築したミュラーHC [写真]＝B.LEAGUE

　ベルテックス静岡は5月10日、ファクンド・ミュラーヘッドコーチと2023－24シーズンを持って契約が満了したことを発表した。 　ミュラーHCはアルゼンチン出身の現在50歳。アルゼンチとコロンビアのクラブで指揮官としてチーム強化に従事。2020年に来日すると、4季にわたり静岡で采配を振るい、就任3季目でチームをB3からB2に導いた。さらに今シーズンにはB2初昇格ながらプレーオフ出場を果たすなど、静岡の強化に大きく貢献した。 　ミュラーHCはクラブの公式サイトにメッセージを寄せている。 「ベルテックス静岡の皆さん、４シーズンにわたりHCを務めさせていただき、本当にありがとうございました。 　まずは、選手、AC、スタッフ、通訳、麻生GM、松永社長、そして鈴木オーナーへ、感謝の意を表します。 　毎年、私たち自分たちのバスケットボールのスタイルを確立してきました。シーズンを重ねるごとにチームのレベルが上がり、昨シーズン（2022-23）はB2への昇格を果たすことができました。そして今シーズン（2023－24）の所属クラブのレベルもあがり我々としても、これまで以上に高いレベルで戦わなければなりませんでした。そのために、日々練習に励み、B3からB2への挑戦に苦しむことなく、すべてのチームと対等に戦えたと思います。60試合を終えて、目標であったプレーオフに進出することもでき、とても嬉しく思っています。 　このチームを信じてサポートしてくださったスポンサーの皆様、ありがとうございます。そして、ベルテックス静岡のブースターの皆様にも凄く感謝しています。４シーズン過ごす中で、年々ブースターが増え、皆様の声援が私たちを後押しし、毎年より良いプレーができるようサポートしてくれました。本当にありがとうございました。 　これからも、チームが良い成績を収めてくれることを願っています。 　私も、私の家族も静岡で過ごせたことはとても幸せでした。 　このステージは私たちにとって忘れられないものになります！！ 　VELTEX SHIZUOKAに関わる全ての皆様、本当にありがとうございました！」