新潟県知事「世界遺産に育ててくれた思いを表現したい」 佐渡金山の追悼式
「佐渡島の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録決定を巡り日韓が合意した労働者の追悼式について、同県の花角英世知事は20日の定例記者会見で、「『佐渡金山は世界遺産になりました』という関わった方々への報告会のようなものになる」とした上で、「世界遺産になるまでに育ててくれた方々に対する思いを式典で表現したい」と語った。 金山の遺産登録をめぐって韓国側は、戦時中に朝鮮人の強制労働があったと主張し、一時反発した。日本政府は、朝鮮半島出身者を含む全ての労働者の追悼行事を毎年開くと表明し、韓国は最終的に登録に同意した。 9月には朴喆熙(パク・チョルヒ)駐日韓国大使が花角知事と面会し、追悼式の早期開催と、日本政府幹部の出席を求めていた。 追悼式は11月中にも同県佐渡市内で開かれるとみられている。