挑戦者堤聖也陣営が井上拓真公開トレ視察「パンチの的確性とスピード感じる」石原トレーナー分析
プロボクシングWBA世界バンタム級王者井上拓真（28＝大橋）が3日、横浜市の所属ジムで3度目防衛戦に向けた公開練習に臨んだ。13日、東京・有明アリーナで同級2位堤聖也（28＝角海老宝石）の挑戦を受ける。シャドーボクシング、サンドバッグ打ちを各1回ずつ披露したトレーニングには、堤陣営となる石原雄太トレーナー（42）が視察。石原氏は「本気ではやっていないですよね。流してやっているけれどパンチの的確性とか、足のスピードは速いなと感じる」と率直な感想を明かした。 公開練習を確認した上での試合展開をイメージした石原氏は「距離感というのは捕まえる上でキーになってくる。どんな展開になっても、というのもこちらも練習している。やってみないと分からないことあるが、堤も調子良くなっているので良い試合になるのではないか」と分析した。 また堤対策として、4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥（31＝大橋）がマスボクシング（軽めのスパーリング）の相手を務めていることについて、石原氏は「堤はあんなにキレもスピードもないので、独特のタイミング、ちょっと違うリズムがあるので。そこで勝負していくしかないと思っている」と気にしていなかった。
